U2とR.E.M.がお互いを賞賛しあう

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ロックは、しがない稼業。しかし、U2R.E.M.のメンバーはお互いに何の問題も感じていないようだ。実際、彼らはお互いの作品を賞賛し合っている。U2のフロントマン、Bonoは先日、USA Todayで次のようなことを言った。「R.E.M.はパワーがある」彼はR.E.M.の次期アルバム『Reveal』を評して、「驚くべき作品」と述べ、「とてつもなくすごいというのが分かる。アルバムを聴いたときぶっ倒れそうだった。恐ろしいほどすばらしいレコードだ」と語った。

かわってR.E.M.のベーシスト、Mike Millsは同様の思いをU2とその音楽に対して抱いている。MillsはBBCのインタヴューで、音楽をやっていく上で力となっているものは何かと訊かれ、次のように答えた。
「U2より良いレコードを作ることさ」「彼らがいるから最高に幸せだし、すごく誇りに思っている」

この2バンドの間にあるつながりは単に音楽だけでなく、それ以上に深いものだ。ツアークルーのメンバーの中には過去に両バンドのクルーを務め、2バンドが同時にロードに出ない限り、今後もそのような状態を続けるというものもいる。また、R.E.M.は『Reveal』の一部をダブリンでレコーディングし、その時にU2のメンバーと多くの時間を共に過ごした。Bonoは3月30日(金)にアトランタのPhilips Arenaで公演を行なったとき、R.E.M.の“Losing My Religion”と“Everybody Hurts”の一部分を“One”の中に入れて歌っている。当日のコンサートにはMillsと、リードヴォーカルのMichael Stipeも参加した。

Bruce Simon、ニューヨーク
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