ポール・マッカートニー、『Wingspan』でビートルズ解散後の思いを語る

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Paul McCartneyは近々放映されるテレビドキュメンタリー『Wingspan』で、史上最も人気のあるロックバンドを解散した後の彼の人生について語っている。このドキュメンタリーはBeatles解散後に結成したグループ、WingsでのMcCartneyの人生を細かく描写している。McCartneyは番組の中で、Beatlesが解散した頃、神経衰弱になりかけていたと言う。

「'60年代の終わりにBeatlesが解散して、心身ともにすごくショックだった」「仕事がないうえに、世界で一番大きな仕事のひとつを失って、精神的に弱っていた。突然、ひとりになって、もはや全く必要のない人間になったと感じたんだ」

McCartneyは、長い間人生の一部だったものを失って、そのことにどう対応したらいいのか分からなかったと語り、解散と同時にキャリアも終わったと思った、と述べている。

「夜中ずっと起きていて、昼間に寝る生活が始まった。起きる時間なんか決まってなくて、ひげを剃るのもやめたんだ」「スコッチを飲んで、気が狂ったようなって2、3週間過ごした。今、その時のことを振り返ると、倒れてしまいそうになるよ。音楽を続けるか、それともやめて新しい仕事に就くのか、決めなければならなかった」

McCartneyはいろいろ考えた末、音楽から離れることはできない思うようになった。
「音楽が好きで、もうやめられないということが分かったんだ。だけどその時、もし続けるなら、Beatlesに続くように努力しなければならないと思った。それがいちばん難しいことなんだけどね」

Wingspanは5月11日(金)午後9時(米東部標準時)からABCで放映される。

Sue Falco、ニューヨーク
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