ロビー・ウィリアムス、Special Live速報レポート!

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“次は「ブー・ド・カン」で会おう!”3月6日(木)@SHIBUYA-AX

大ヒット・シングル「Feel」に続き、2003年2月26日に5thアルバム『エスカポロジー』を発売したばかりのロビー・ウィリアムスが、抽選で選ばれたファンなどを対象に、完全招待制ライヴを3月6日(木)、SHIBUYA-AXで行なった。

開始予定時間の午後7時を2、3分過ぎたころにバンド・メンバーが登場。続いてロビーが入場すると会場からは割れんばかりの歓声。色落ちした渋いデニムパンツに、白い骸骨のプリントが入った黒いTシャツ、黒いジャケットを羽織るという、ラフな格好だった。

初めに面白いと思ったのは、会場左脇に用意された電光掲示板。MCが同時通訳され、ロビーの話した内容が表示されるという仕組み。「ボクはロビー」「イギリス人です」「テイク・ザットにいました」などと電光掲示板を使いながらゆっくり、ハッキリした英語で自己紹介。ときに、わざと早口でしゃべって掲示板の表示内容を混乱させ、会場を笑わせていた。

ライヴは、高音が伸びる素晴らしい歌声を惜しげもなく披露。終始上機嫌で、冗談ばかり言っていたMCとは好対照の迫力ある内容だった。また、そのロビーのヴォーカルをギター2人、ベース、ドラム、キーボード、曲ごとに担当が替わるキーボード兼ギターが1人、女性コーラス2人というフル構成のバンドが重厚サウンドでサポートしていた。

選曲はデビュー・アルバム『LIFE THRU A LENS』から最新アルバムまで……と幅広く、カイリー・ミノーグとのデュエットが話題になった「Kids」、最新ヒット・シングルの「Feel」、軽快なチューンの「Rock DJ」も披露し、そのままベスト盤にできそうなヒット曲のオンパレード。オーディエンスは休む暇もない1時間だった。アンコールはテイク・ザット脱退後、パッとしなかったロビー復活のきっかけとなった大ヒット曲「Angels」。オーディエンスも一緒に大合唱となり、肌寒い小雨の中駆けつけたファンは、熱い興奮に包まれ大満足の様子だった。

「今夜はジャスティン・ティンバーレイクじゃなくて、ボクのショウに来てくれてありがとう」(奇しくも*NSYNCジャスティンが、ほぼ同時刻に別の場所でショウを行なっていた)と、最後までお茶目なロビー。日本武道館が大好きとのことで、MCで連発していた「ブー・ド・カン」でまた会いたい。

文●末吉靖永

<Robbie Williams Special Liveセットリスト>
1.Let Me Entertain You/2.Let Love Be Your Energy/3.Monsoon/4.Strong/5.Millennium/6.Kids/7.Feel/8.Come Undone/9.Get A Little High/10.Rock DJ/11.Angels
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