ポール・マッカートニー、ローマの無料コンサートで法王への配慮を求められる

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Paul McCartneyは、5月11日にローマで行なう無料コンサートでローマ法王ヨハネ・パウロII世に迷惑をかけないよう忠告を受けた。元Beatlesの彼は由緒あるローマのコロシアムで3時間のショウを行なう予定で、30万人以上の観客が見込まれている。会場はバチカンの近くにあり、コンサートは夜に行なわれるため、82歳の法王の睡眠を妨げるのではないかと心配されている。

ツアー・プロモーターのBarrie Marshallは「コンサートが法王の神聖な眠りを妨げることのないようにと、イタリアから忠告を受けた」と話している。

この要請はバチカンからではなく、ローマにあるイタリアのコンサート・プロモーターから出たもの。このため、McCartneyはライヴのボリュームを少し抑え、「Back In The U.S.S.R」「Live And Let Die」といったラウドなロックナンバーを省く可能性がある。彼はまた、今回のショウではアコースティック・ナンバーを増やすことも考えているという。

McCartneyのスポークスパーソンは次のように話している。「我々としては、セットの中のロックンロールの要素をトーンダウンしたくない……法王は実のところブギを楽しんでくれるんじゃないかとも思うよ。でも、近隣と問題を起こしたくないしね」

プロモーターのMarshallは「もちろん、法王に対して不快感を与えたり、睡眠の妨げになるようなことはしたくない。バチカンとコンサート会場が近いため、ラウドなナンバーのパフォーマンスについて自分たちの立場を考慮しているところだ」とコメントしている。

Darryl Morden, LA (C)LAUNCH.com
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