P.ディディ、自伝出版の契約違反で訴えられる

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P.ディディと自伝出版の契約を結んでいた出版社が、当初の締切を5年経っても原稿が完成していないとして、契約違反でP.ディディを訴えたとAP通信が報じている。

訴えているのは出版社のランダム・ハウス社で、2月14日にマンハッタンの最高裁判所へ提出された訴状によると、同社は'98年にP.ディディの自伝出版に関する契約を結び、'99年12月には原稿が完成して、出版することになっていた。しかし、締切を既に5年以上過ぎ、毎年催促の手紙を送っているのにも関わらず、原稿が完成していないために、P.ディディに対して既に支払っている前払い金30万ドル(約3,150万円)の返還を求めている。

この件に関して、P.ディディ側はランダム・ハウス社との契約の後に、自伝の共同執筆者としてローリング・ストーン誌のエディター、Mikal Gilmoreと契約金32万5,000ドル(約3,400万円)で契約していた。しかし、期日までに原稿が完成しなかったためにMikal Gilmoreを訴えたが、彼が破産宣告したために、訴状が保留されたという経緯がある。

P.ディディの広報担当によると、ランダム・ハウス社とは、裁判以外での解決を望んでいたP.ディディ側との間に相違があるが、「我々はこの件は早急に解決されるだろうと予想している」との声明を発表している。

K.Omae, LA
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