いい音爆音アワー vol.94 「元超え♪カヴァー特集」

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爆音アワー
いい音爆音アワー vol.94 「元超え♪カヴァー特集」
2018年9月12日(水)@風知空知
今はだいぶ落ち着いているようですが、近頃の日本は、カヴァーものが大流行(おおはやり)でしたね。
中にはよい企画もありましたし、ヒットしたものもありました。だけど、よくあったのが、アーティストのネームバリューの無さを、曲のネームバリューで、それこそカヴァーしようってやつ。まぁ、ひとつの作戦ですし、悪いことでは全然ないですが、それだけだと、芸がないと言いますか、つまらないですよね。
同じカヴァーでも、オリジナルはちっとも売れず、そのままなら歴史の海底に埋没していたであろう曲が、いいカヴァーによって、見事にヒット曲となったケースや、オリジナルもそこそこは売れていたけど、ある人がカヴァーしてもっと大きなヒットになったケース、あるいは、カヴァーなんだけど、その人のオリジナルみたいに、しかも代表曲のひとつになってしまっているケースなどもあります。こういうのがカヴァーの醍醐味なんじゃないでしょうか。
そんなかっこいいカヴァーを、「元超えカヴァー」って名づけてみました。


福岡智彦 (いい音研究所)

セットリスト

  • Santana「Black Magic Woman / Gypsy Queen」
    ブルースバンド時代のフリートウッド・マックがオリジナル。だけど、実はさらにその元ネタが存在した…?!
  • Gladys Knight & the Pips「Midnight Train to Georgia(夜汽車よ! ジョージアへ)」
    オリジナルはタイトルが「Midnight Plane to Houston」だった。
  • Whitney Houston「I Will Always Love You」
    オリジナルはドリー・パートン。でも参考にしたのはリンダ・ロンシュタット版。
  • Otis Redding「Try a Little Tenderness」
    ジャズ・スタンダードをカヴァー。オーティスの熱唱でソウル史に残る傑作となった。
  • Aretha Franklin「Respect」
    こちらはオーティスの曲をアレサがカヴァー。女性の自立を応援する歌に昇華。巨星墜つ。ご冥福をお祈りします。
  • 園まり「逢いたくて逢いたくて」
    歌謡史屈指の名曲は、オリジナル歌詞への反省(?)から生まれました。
  • 夏川りみ「涙そうそう」
    これを夏川りみがカヴァーしたことで、彼女も成功し、BEGINも成功した。
  • Carpenters「Superstar」
    カーペンターズは”元超えカヴァー名人”ですね。
  • Rita Coolidge「You」
    この歌、昔から好きですが、ずっと彼女のオリジナルだと思っていました。
  • Cyndi Lauper「Girls Just Want to Have Fun」
    これも、彼女がオリジナルだと思っている人、多いよね。
  • Kim Carnes「Bette Davis Eyes(ベティ・デイビスの瞳)」
    オリジナルははっきり言って凡作。これをヒット・チューンにできると判断した慧眼がまずすばらしい。
  • Bay City Rollers「I Only Want to Be with You(二人だけのデート)」
    オリジナルもカヴァーもみんなヒット。鉄板のヒット・チューンってことだね。
  • Chicago Transit Authority「I'm a Man」
    B面だったし、チャート的には”元超え”じゃないんだけど、初期シカゴの代表曲のひとつってことで。
  • Daryl Hall and John Oates「Family Man」
    カヴァーなのに、とてもホール&オーツっぽい曲に聴こえる。選曲センス◎。
  • The Beach Boys「I Can Hear Music」
    フィル・スペクターはじめ、「Be My Baby」の作家チームが作った曲。オリジナルのロネッツ版はなぜ売れなかったんだろう?

次回の爆音アワーは・・・

                        
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