Bono、誕生日おめでとう!

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 U2のボーカルBonoが人生における一つの節目を迎えた。先日5月10日、彼は40歳になった。バンドはニューアルバムの制作に取りかかっているが、タイトルは未定で、発売は9月頃になる予定だ。

 今年度Rock and Roll殿堂入りを果たしたとき、式典においてU2のマネージャー Paul McGuinnessは、次のアルバムは以前と比べよりストレートで、エネルギッシュ、ロック調が強く、アコースティック色を含んだものになるとLAUNCHに語った。また、Bonoは先日のオンラインチャット会見で「今年のロック界」を揺るがすものとなるだろうともらした。さらに、「今まで書いたU2の曲で、選りすぐりのものが15曲ほどある。ごきげんなナンバーで、バイタリティーがあり、生命力あふれる曲だ」と付け加えた。アルバム発売後、来年早々ツアーが始まる。

 U2が優れもののロックアルバムを制作しているというのは特に驚くことではない。BonoはかつてU2は大変な影響力を持つバンドにその発端があると公言した。「常にそういうバンドを目指してきた」と彼は言う。「ビートルズザ・フーThe Sex Pistolsなど、そういうグループだ。俺たちはでっかくなりたかった」

 Bonoは今まで人気度や商業的成功に動じることなくバンドを続けてきた。それが一つの強味でもある。気候の違う国から出てきたので、いろいろ状況が変わるのが面白いんだ、と彼は言う。
「ヨーロッパでは、ナンバーワンになるのは“法に背く”ことなんだ。レコードを売るには、レコードをたくさん売るには、妥協したり、金を握らせたり、時には卑屈になったり、そういう音楽とは別の問題があった。けど、イギリスでは全くそういうことはない。アイルランドもそうだ。よかったよ、ほんと。そんな態度をとらなくていい。そんなことしてるとどんどん惨めになっていくだけだから」

記:Bruce Simon、ニューヨークより
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