O.J.シンプソン、フォクシー・ブラウンなどが参加したヒップ・ホップ・イベントで“ひどいラップ”を語る

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元フットボールのスター、O.J. Simpsonは3月2日、オハイオ州シンシナティのヒップ・ホップ・コンサートのホストを務めるという約束を果たした。シンシナティのMusic Hallで開催され、Simpsonがホストを務めた“Return Of Hip-Hop”にはFoxy BrownJuvenileなどが出演した。

ショウの間、Simpsonはラップやシンシナティでの最近の人種問題について話をしながら、フットボールをオーディエンスに向かって投げていた。「ラップはここのところ、ひどくなってきている。俺には、ひどいラップがどんなものか分かっている。俺たちはシンシナティに、ヒップホップを取り戻そうとしている。それを台無しにするようなことはしないでくれ」

シンシナティでは、警察がアフリカ系アメリカ人の逮捕の際に過剰な暴力行為を行なっているとして複数の市民団体が抗議を続けており、この何ヶ月もの間、人種差別問題に対する緊張が高まっている。昨年4月には、武器を所持していなかったアフリカ系アメリカ人が白人警官により射殺された事件を受けて、3日間にわたる暴動が起きている。運動団体のひとつであるThe Coalition For A Just Cincinnatiでは、シンシナティに対する経済ボイコットを呼びかけており、シンガーのSmokey RobinsonやコメディアンのBill Cosbyがこれを支持している。

Simpsonは'94年に、妻のNicole Brown Simpsonと彼女の友人Ron Brownを殺害したとして起訴された。彼は長期に渡る刑事裁判の後、無罪となった。しかしその後、民事訴訟でらの殺害に対する責任が問われ、遺族に対し3350万ドルの支払いが命じられた。

Anna Maria Gibson and Yves Salomon LAUNCH.com
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