フィル・コリンズ、ツアーを断念

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Phil Collinsは、1年以上前に痛めた左耳の鼓膜が引き起こす聴覚障害のため、ツアーを断念することにした。「専門医から長期ツアーに出ることを反対された」とCollins自身がLAUNCHに語った。“もし私が君だったら、ツアーのことは深刻に考えるだろう。もしほかの事故が起きたり、さらに悪化するようだったら、ツアーを一生諦めなければならない”と忠告されたという。

Collinsは今年初めに、この通告を受けた。「Queenと一緒にJubileeコンサートで歌うはずだったんだ。クィーン(エリザベス女王)のJubileeだけど、知ってるよね? “We Are The Champions”を歌うことになっていてリハーサル会場へ行ったんだけど、歌い始めたとたん“ダ、ツー、ダ、ツーツー、ダ、ツーツーって来て……、頭の中が割れそうになったんだ。いままであんなに大きな音を聴いたことがなかった。そしれから耳がヒュウウウってなったから、“これは出来ない”って言った。何が起こりえるか実際にデモンストレーションしてもらったようだった」

シンガー/ドラマーの彼は選択の余地がないことを思い知ったという。「1年前に、当分ツアーはしないって決めた。まあ、うるさくない、観客の前でやるアンプラグドみたいなショウなら別だけど」

Phil Collinsのニュー・アルバム『Testify』(Atlantic)は11月12日店頭に並ぶ(米国)。

Darryl Morden, Los Angeles (C)LAUNCH.com
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