フィル・コリンズ、反ユダヤ主義の疑惑に答える

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フィル・コリンズが反ユダヤ主義の疑惑を持たれている。疑惑はおよそ20年前に遡るという。

彼は公式サイトphilcollins.co.ukに次のようなファンからの投書を掲載した。

「あなたは反ユダヤ主義者で、P.L.O.を全面的に支持していると言われています……。神から与えられた才能を持つアーティストがなぜ……こうした組織を支持し、ユダヤ人を嫌うのか……。多くのユダヤ人は、あなたのCDを買わず、曲も聴きません。あなたの曲がラジオでかかると、子供が別の番組に変えてとせがみます……。この問題をはっきりしてもらいたく、手紙を書きました。あなたの曲を聴き続けたい……。あの噂は間違いであってほしい。私は人々の偏見を払拭し、正しい道へ導きたいのです。」

コリンズは12月17日(水)、この件について次のような返答を掲載した。

「混乱、憤慨、当惑、どの言葉も現在の心境を表すには不十分だ! どこからこうした噂が出できたのか分からないが、あなたが耳にしたことに真実はまったく含まれていない。こうした問題が存在していることについて、どう感じるか尋ねられたことが今までなかったから、一度も意見を言ってこなかった……あなたが手紙で書いているような、包み隠された事実は一切ない……。僕は人種や宗教に対する偏見をまったく持たないことを誇りに思っている。だから、この手紙はどんな評論家の批評より重くのしかかっている。」

彼はまた、以前にも同じようなことがあったと言う。

「これと同じような噂が、'80年代にニューヨークで出回った。今回の件はそこから派生しているのもしれない。ユダヤの雑誌に、僕は反ユダヤ主義者だと書いたあったらしい。情報を寄せてくれた人は、今のあなたと同じようなことを言っていた……フィル・コリンズという名前を口にせず、曲も聴かない、etc……。当時、僕はユダヤ人の父親を持つ女性と結婚していた。こうした噂は滑稽でさえある。」

コリンズは、噂には真実がまったく含まれていないことを確認してくれるよう、ファンに求めている。彼はまた「子供には、“フィルおじさん”はみんなが言うような悪い人じゃない、と伝えて欲しい」と書いている。

フィル・コリンズはディズニー・アニメ映画『Brother Bear』のサントラとコンサートDVD『Serious Hits...Live!』を新しくリリース。最近では、エイズに感染した子供たちを治療する南アフリカのエイズ救済団体、Topsy Foundationに5万2000ドルを寄付している。また、先月、キース・リチャーズといっしょにウーピー・ゴールドバーグのコメディ『Whoopi』に出演した。

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