P.ディディー、元運転手と示談

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'99年にニューヨークのクラブで起きた銃撃事件で、元運転手から心的外傷後ストレス障害を患ったとし、訴えられていたショーン・コムズ(P.ディディー)だが、訴訟は法廷へ持ち込まれることなく、秘密裏の示談で解決した。

NYポスト紙などが伝えたところによると、2月3日(火)、ヒップホップ界の大物、コムズと元運転手のウォーデル・フェンダーソンとの裁判が、示談によって解決したという。これで2月4日に予定されていた宣誓証言はなくなった。双方の弁護士は「お互いが満足する形で解決した」と報道陣に語っている。しかし、弁護士間の取り決めにより、解決についての詳細はまったく明かされていない。

原告のフェンダーソンは、コムズの元リムジン運転手だった。'99年12月27日にマンハッタンの「クラブNY」で起きた銃撃事件で、コムズとガールフレンドのジェニファー・ロペス、ボディガードのアンソニー・“ウルフ”・ジョンズを乗せて逃走。その際、コムズたちから精神的ストレスを受けたという。事件後、重要な目撃者となったフェンダーソンは、マスコミの注目を浴び、アルコール漬けの毎日を送った。彼はまた、日頃からコムズに自由を奪われ、彼の態度と言動に脅えていたという。

この事件でクラブの客3人が負傷。フェンダーソンはコムズ、ロペス、ジョンズといっしょに逮捕され、拘留された。コムズとジョンズは釈放されたが、発砲したバロウは有罪の判決を受けた。フェンダーソンはこの事件で180度人生が変わってしまったと言う。耐えきれなくフェンダーソンは先日、ニューヨークの裁判所に300万ドルの賠償金を求める訴訟を起こした。

T.Kimura
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