【セルフライナーノーツ】今井絵理子が自ら紐解くアルバム『just kiddin'』
今井絵理子が4年ぶりとなるアルバム『just kiddin'』をリリースした。20代最後のリリースとなった今回のアルバムのテーマは「自己回帰」。SPEEDのメンバーとして、ソロ歌手として、母親として。様々な挑戦と経験を重ねてきた彼女。そこで、彼女自身の言葉で、20代の集大成となるこのアルバムを紐解いてもらうことにした。
◆ ◆ ◆
■「Monster」
Monsterは、聞いて下さった方がいろんなとらえ方をして欲しいなぁーと思って、あえて自分から説明したくないんですが……今の世の中とかってインターネット、TV、スマートフォンとか沢山の情報であふれかえっていて、何を信じていいかわからなくなる時とか、何が真実で何が嘘かわからない時もあると思うんですね。情報にあまり流されずに自分で見て、聞いて、体で感じた事が私はリアルに近いのかなーって思って、モンスターはそういう意味で書きました。PVはレンガの壁紙を買ってきて、制作チームのみんなと一緒に壁に張った思い出があります……そこに注目してもらえたら嬉しいです(笑)
■「LOVE in your HANDS!」
この楽曲の制作は去年(2012年)から始まっていたんです。『NHK みんなの手話』のテーマソングという事もあり、「手」に関する事を歌詞で伝えられたらいいなーって思っていて。自分たちの両手は何の為にあるんだろう? って事を掘り下げて自分の中で考えてみたんですね……何かこう、だれかを傷つけるためとか……そういう為にあるんじゃなくて、誰かを守ってあげたり、助けてあげたりっていう両手であって欲しいなぁって願いを込めた歌です。
■「One more time」
One more timeはアルバム作りの時に20代の集大成! という事で、こうやっぱり今井絵理子として、まだまだ「ダンス」っていうのを20代の集大成の中に入ってくると思ったので、ダンスナンバーを書いてもらいました。自分が作る曲ってなかなかダンスナンバーとかって苦手なんです(笑) 何か初めて聞いた時は何か……ワクワクするっていうか、そわそわするっていうか……歌いこなせるかなー? って不安はありましたけれども、パフォーマンスとともに、PVでも結構ガツガツダンスしているんですけども、この曲は映像としても見ごたえがある曲なんではないかと思います。
PVは本当に忙しくて、振りを一日で覚えなくてはいけないという試練がありまして……(笑) でも、こうまだまだ振り覚えは衰えていないなぁ! と実感しました。
■「アイのうた」
アイのうたも去年(2012年)から作っていた曲なんです。何かフっと、朝方なんですけど、朝の6時位かなぁ。息子が起きる前にふとサビのメロディだけが浮かんできて、そこから歌詞も同時に曲と歌詞が一緒に作れた楽曲なんです。「愛の形」というものの自分のとらえ方だったり、ひとつにまとまらずに、いろいろな愛の形があっていいんじゃないのかな? 否定も肯定もないって事を伝えたかったという曲ですね。
あと、ライブでみんなで一緒に歌える「うた」にもしたくて、ABメロとかはコール&レスポンスも意識して作りました。ファンの方からは「アルバムの中でこの曲が一番いい!」という反応も多いみたいです。神曲だって言われているんですが……本当にありがたいです(笑)
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