ロッド・スチュワート、恩人の医療費を負担

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ロッド・スチュワートが、デビュー当時お世話になった恩人の医療費を負担している。この恩人とは、伝説のブルース・ミュージシャン、“ロング・ジョン”ことジョン・バルドリー(64歳)。スチュワートを発掘した人物といわれている。『Daily Mirror』紙によると、バルドリーは呼吸器系の問題で3月末から入院中、その医療費をスチュワートが負担しているという。

バルドリーは60年代、真夜中に駅のホームで歌を口ずさんでいたスチュワートを気に入り、自身のバンド、ザ・フーチー・クーチー・メンに誘った。その後、2人は別のバンドで活躍することになるが、友情関係は変わらず、あまりの仲の良さに“恋人同士”と冷やかされたこともあったという。

バルドリーはまた、エルトン・ジョンがブレイクするきっかけを作った人物としても有名で、エルトン・ジョンの“ジョン”はバルドリーからとったもの。これまでに、ビートルズ、ミック・ジャガー、ジミー・ペイジらと共演、ジョー・コッカー、フリートウッド・マック、キース・リチャーズ、ロン・ウッドらと交流がある、まさに“ブルースの伝説”。エリック・クラプトンも彼から影響を受けたことを明言している。

バルドリーが入院する病院の関係者は「彼は集中治療室にいるが、状態は安定している」と話している。

Ako Suzuki, London
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