【2014年をニュースで振り返る】BARKSニュース ヘッドホンTOP10

毎週レビューを続けているヘッドホン・イヤホンの記事の中で、最も読まれたレビューを集計してみた。2014年にアップされた記事を対象にしたランキングなので、2014年以前に書かれた記事は登場していない。つまりは、2014年の最新事情がもっとも色濃く出ているランキングといえるもの。

◆【2014年をニュースで振り返る】BARKSニュース ヘッドホンTOP10ランキング

ご覧のとおり、1位に輝いたのはアルティメットイヤーズのUE900sがリニューアル登場した時に敢行した旧UE900との比較記事だった。何が変わったのかな？と興味があったので記事にしたものだけれど、同じ気持ちでそこを知りたかった人がとても多かったということでしょうか。現時点ではアルティメットイヤーズはカスタムIEMブランドとしての側面が強く、ユニバーサルイヤホンの取り扱いがUE900sのみとなっている。ヘッドホンも魅力的だったんだけど全てディスコンになってしまった。

TOP30のデータを出してみたけれど、その約半分がカスタムIEMとその関連記事となっており、読み手のマニアっぷりにもびっくり。2位にランクインしたのは性能も価格も最高峰と言えるモデルのひとつNoble AudioのKaiser 10を紹介したもの。当時はブランドが誕生したばかりで海のものとも山のものとも分からない状況ながら「なんだか凄そうな気がするぅ」という予感めいた思いだけを頼りに、思い切ってオーダーしたことを覚えている。初めて手にした時の惚れ惚れする美しさと耳にしたときのこれまでに経験したことのない濃密なサウンドに「買ってよかったー」と心底感動したっけ。

イヤホンがらみという点では、以下の記事が爆発的なアクセスを受けていた。コラムとして執筆した「聞こえないはずの超高帯域に関する考察記事」と「聴覚保護を訴えた記事」、そしてラウドネス二井原実にカスタムIEMに関して話を聞いたインタビューと、e☆イヤホン秋葉原店カスタムIEM専門店に伺った購入アドバイスの取材記事だ。流行り廃りには関係のないいつ読んでいただいてもOKという記事なので、こちらもぜひご一読を。

●【BARKS編集部コラム】大事なものが抜けていた…CDサウンドのどでかい落とし穴
●【BARKS編集部コラム】～将来音楽が生まれなくなる？～ミュージシャンの耳が危ない
●【インタビュー】ラウドネス二井原実が語る、イヤモニ（カスタムIEM）の真実
●【インタビュー】e☆イヤホン秋葉原店カスタムIEM専門店オープンにつき、どのカスタムがいいか訊いてみた

text by BARKS編集長 烏丸哲也


◆【2014年をニュースで振り返る】BARKSニュースTOP10特集