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18歳からそのキャリアをスタートさせたという彼のプロダクション・ワークは、カリフォルニアを中心とし、アンダーグラウンドからオーバーグラウンドまであらゆるシーンから需要があり、色々なところで耳にすることが出来る。

これまでに手掛けてきたアーティストはスヌープ・ドッグ、クラプト、ダズ・ディリンジャー、ネイト・ドッグ、フロスト、MR.カポーン・E、リル・ロブなどなどウエストコーストのトップ・アクトから、リル・フリップ、プレイン・スキルズらサウスの人気アクトまで実に多岐に渡っており、クレジットされていない曲も含めると、そのプロデュース数は数千曲(!)とも数万曲(!!)とも言われている。

中でもロスコー"I Luv Cali"は彼の名をシーンに知らしめた代表曲で、今でもウエストコースト・ファンのみならず、多くのヒップホップ・ファンに愛される曲としてクラブでヘヴィ・プレイされているクラシックである。

また、彼の名をさらに多くのブラック・ミュージック・ファンへ広めたのは、アンダーグラウンド筋でリリースされた『Classisc For The O.G.'s vol. 1』。この作品は、彼の敬愛するオールド・ソウルのクラシックをトークボックスでカバーするという企画モノであり、アンダーグラウンドなリリースであったにも関わらず口コミで話題となり、一気に彼の名は浸透していった。

その『Classisc For The O.G.'s vol. 1』を聴いていただいた方には解かると思うが、P・ファンクやザップ、アイズレー・ブラザースあたりに影響を受けたと言う彼のサウンドのベースにあるものはソウルとファンク。その作り出される音の魅力は大きく2つに分けられるのだが、まずはウエストコースト・ヒップホップ特有の、グルーヴが効きまくったド派手なバウンス・トラック。ヘヴィなベースラインを用いたイケイケなトラックはクラブのフロアで、というよりも、カリフォルニアっぽくホーム・パーティで気の置けない仲間とドンチャン騒ぎする時や天気の良い日にハイウェイをトバす時なんかにハマるんじゃないだろうか。

もうひとつの魅力は、グッとテンポダウンしたメロウ路線。鍵盤をメインに使ったスムースで耳辺りが良く、部屋で彼(女)とチルする時に、もしくはベッドタイム・リスニングにピッタリなスウィ〜トでラブリ〜なサウンドで、特にこっちはギャル人気が高い。

奇しくもアンダーグラウンド・シーンでの彼のブレイクとほぼ同時期に、イーストコーストからは同じルーツを感じさせるプロデューサー/ラッパー、カニエ・ウエストがワールド・ワイドなブレイクを果たしている。そんな経緯もあるわけで、《ウエストコースト版カニエ・ウエスト》という不可思議なカテゴライズも頷けるはずだ…。