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◆カンヌ旅行が当たっちゃった!

今日も雨降りのロンドン。ミスター・ビーン(ローワン・アトキンソン)は、教会のくじ引きで、南仏で過ごす一週間の休暇&ビデオカメラ、という一等賞を当てた。滞在地はカンヌ!しかも映画祭が開催されている一年で最も賑わうシーズンだ。
ビーンは、手に入れたばかりのビデオカメラであらゆるものを撮影しながら、高速列車でパリへ向かう。ガール・デュ・リヨン駅で、彼は一人の乗客に列車に乗り込む自分を撮影してほしいと頼む。頼まれたのは、ロシアの映画監督エミール・ドヘスフスキー(カレル・ローデン)だったが、彼も映画祭で審査員を務めるために、カンヌへ向かう途中だった。親切にも引き受けたエミールは、あれこれ撮影に注文をつけるビーンのせいで、気づいた時には列車が発車、プラットホームに置いてけぼりに。そしてビーンは車中で父・エミールとはぐれた息子、10歳のステパン(マックス・ボルドリー)と知り合った。しかし2人は相手の言葉がまったく分からない。どうしよう!?
ビーンとステパンはエミールを待つために次の駅で降りるが、次の列車は急行だった!列車は2人が待つ駅を通過、エミールだけ先にカンヌへ行ってしまう。ビーンとステパンは次の列車に乗るが、ビーンはサイフと切符、パスポートをプラットホームに置き忘れていたために、列車からつまみ出され、どことも判らぬ異国の地で途方にくれてしまう。あーあ。一方エミールは、“変なおじさん=ビーン”、を誘拐犯と思い込み、警察に届け出たため、全仏規模の捜索が開始された。

◆ビーンと少年の珍道中

その頃ビーンとステパンは、道行く人たちにでたらめダンスの大道芸を披露。喝采を浴びた2人は、カンヌ行きのバス乗車賃を稼ぎだす。しかしビーンの切符はなぜか、市場のニワトリの足にからみつき、彼はバスに乗り損ねてしまう。ステパンと離れ離れ、片田舎に取り残されたビーン。夜になってある村にたどり着いたビーンは、干し草を積んだ荷馬車の下で眠ってしまう。翌朝目を覚ました彼は、そこがヨーグルトのCM撮影のセットだったことにビックリ。現場を仕切る監督は、米の映画監督、カーソン・クレイ(ウィレム・デフォー)だった。彼はカンヌ映画祭のプレミア上映に参加する前に、CM撮りでひと稼ぎしているところだった。
ビーンは現場で知り合った女の子、サビーヌ(エマ・ドゥ・コーヌ)と一緒に南へ向かうことにする。彼女もクレイの新作に端役で出演しており、カンヌに向かうところだった。ビーンは高速道路のサービス・ステーションでステパンと再会、そこから3人は夜を徹して、南へ車を飛ばした。

◆ビーン、カンヌ映画祭で大暴走!?

カンヌに着いた3人は、TVのニュースでビーンが誘拐犯として指名手配され、大騒ぎになっていることを知る。サビーヌの母親と娘に変装したビーンとステパンは、なんとか検問を通過、プレミア会場にたどり着いた。しかしチケットが一枚しかなかったため、入場できたのはサビーヌだけ。ビーンとステパンは裏からこっそり会場に忍び込んだ。ちょうど上映中だったクレイの“お芸術映画”に観客はウンザリ。サビーヌの出演シーンがカットされていることに気づいたビーンは、大変なイタズラを仕掛ける。映写室に忍び込み、サビーヌの映像を映画に入れるため、自分が撮影したビデオを上映し始めた!驚いた観客たちは、改めてスクリーンに目を向けるが、クレイはカンカンになってビーンを追いかけ回し、会場は大混乱!!ビーンとステパンの運命は?そしてカンヌ映画祭グランプリは誰の手に!?