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Georgie James / ジョージー・ジェイムズは、Q And Not U / Qアンド・ノットUのドラム、ボーカル担当だったJohn Davis / ジョン・デイヴィスと女性シンガーソングライター、Laura Burhenn / ローラ・バーヘンが2005年に結成した、ワシントンDCを拠点とするポップ/ロックデュオである。

ジョンは1998年、Harris Klahr / ハリス・クラー、Christopher Richards / クリストファー・リチャーズ、Matt Borlik / マット・ボーリックとともにワシントンDCでQアンド・ノットUを結成。フガジのイアン・マッケイが主宰するDiscord Recordsと契約し、2000年にデビューアルバム”No Kill No Beep Beep”をリリースするが、直後にマットが脱退、以後3人編成で”Different Damage”(2002)、”Power”(2004)という2枚のアルバムをリリースした。パンク/ハードコアの攻撃性と精神性を持ちながらもニューウェーヴ、ダンスミュージックの要素を積極的に取り入れ、キャッチーなメロディセンスで幅広いファンを獲得。2003年には初来日公演も実現、Naht、Kiwirollといった日本のアンダーグラウンドシーンのバンドと共演を果たしている。Qアンド・ノットUは2005年9月、結局3枚のアルバムを残し惜しまれながら解散、3人のメンバーはそれぞれの活動をスタートさせた。

解散後、ジョンは共通の友人を通してローラと出会う。ローラはそれまで自らのインディーレーベル、Laboratory Recordsから4枚のソロアルバムをリリースしていたが、お互いに60年代から70年代のレトロポップを好んで聴いていたことから意気投合。スタジオに入り、ジョンはギターとドラム、ローラはローズピアノでセッションしながら数曲を完成させた。スタジオに入っていた数時間で二人はバンドを結成することを決意したという。

2005年11月までに、ジョンとローラはワシントンDCのDance Placeで、DCのバンド、Beauty Pill / ビューティー・ピル(Discord Records所属)のメンバーであり、Dismemberment Plan / ディスメンバーメント・プランのプロデュースでも知られるChad Clark / チャド・クラークと、同じくDCのバンドAloha / アロハ(31Knots、of Montreal、Owen、Architecture in Helsinki などを擁するイリノイ州シャンペーンのPolyvinyl Records所属)のキーボードプレイヤーであるTJ Lipple / TJリップルをプロデューサーに迎え、7曲のデモレコーディングを行う。このデモは翌2006年、”Demos at Dance Place”として自主で発売された。

グラスゴーのバンド、Camera Obscura / カメラ・オブスキューラとの全米ツアー、ヘッドラインとして東海岸ツアーを行った後、ジョージー・ジェイムズは2006年夏にヴァーモント州アーリントンのSliver Sonya Studio(Discord Recordsの数多くの作品がレコーディングされたInner Ear Studioに併設)でデビューアルバムのレコーディングを行った。プロデュースはデモに引き続きチャドとTJが担当、ゲストミュージシャンとしてボストンのバンド、The Explosion / ザ・エクスプロージョン(今年解散を発表)のドラマー、Andrew Black / アンドリュー・ブラック、アロハのMatthew Gengler / マシュー・ゲングラー(ベース)とTony Cavallario / トニー・キャバラリオ(ギター)が参加し、ジョンはボーカル、ドラム、ベース、ギターを、ローラはボーカル、ウーリッツァーとピアノを担当した。このレコーディングセッションから、アルバムのファーストシングルとして”Need Your Needs”がLaboratory Recordsからリリースされている。

2007年5月、ジョージー・ジェイムズは、ブライト・アイズ、ザ・フェイント、カーシヴらを輩出したネブラスカ州オマハのインディーレーベル、サドルクリークと契約、9月25日にデビューアルバムとがリリースされた。