ニュース・最新情報

プロフィール・バイオグラフィ・リンク

UB40はデビュー以来20年間にわたって、ポップスとレゲエをうまく組み合わせ、レゲエという音楽を一般のリスナーにも受け入れやすいものにしてきた。数々のヒットシングルや満員御礼の続くコンサート、そして世界的な人気は、彼らを巨大な存在に押し上げている。アメリカだけでも800万枚を越える数のアルバムを売っているが、世界的な規模となるとその数は3000万枚を軽く越えているのだ。

イギリスの失業証明書の名前を取ってバンド名をUB40とした彼らは、イギリスを代表する工業都市で、様々な人種が暮らしていることでも知られるバーミンガムの労働者階級の出身だ。UB40は8人のメンバーから成る。Ali Campbell、Earl Falconer、Brian Travers、James Brown、Robin Campbell、Norman Hassan、そしてMickey Virtueの8人だ。

彼らはジャマイカのレゲエを愛する気持ちを絆に、''78年にバンドを結成した。しかし、アメリカで大きな成功を収めたのは''83年になってからだった。''83年にリリースされたアルバム『Labour Of Love』から、カットされたシングル“Red, Red Wine”が大ヒットしたのだ。

続いて''85年には、PretendersのChrissie Hyndeを迎えてレコーディングした、Sony & Cherのヒット曲“I Got You Babe”のカヴァーがヒット。ChrissieにとってもUB40との共同作業は楽しいものだったようで、''88年にリリースされたUB40のアルバム『UB40』に収録された“Breakfast In Bed”にも参加して、その豊かな声を聴かせている。

ヒットは続く。''89年のアルバム『Labour Of Love II』からはチャートのトップ10に入るヒット曲が2曲も出ている。“The Way You Do Things You Do”と“Here I Am(Come And Take Me)”である。現時点で売り上げの面で最も成功したアルバムは、''93年に出た『Promises And Lies』だろう。100万枚を越える売り上げを記録したこのアルバムからは、“Can''t Help Falling In Love”が大ヒットし、アメリカのポップチャートで7週連続1位を記録することとなった。

しかし、UB40にとって最も重要だったのは、南アフリカで数回コンサートを行う機会を与えられたことだろう。彼らはこのコンサートで、反アパルトヘイト運動を支援する曲“Sing Our Own Song”を、ネルソン・マンデラ氏に捧げたのだった。