【BARKS編集部レビュー】カスタムIEM新興勢力AAWでキラリと光る、鉄板のM20

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今回紹介するのはシンガポールのカスタムIEMブランド、Advanced AcousticWerkes(アドバンスド・アコースティックワークス:以下AAW)のM20というモデルだ。

◆AAW M20画像

e☆イヤホンのカスタムIEM(イヤモニ)専門店でもすでに取り扱いがスタートしているので、AAWというメーカー名を知っている人も多いことだろう。AAWは略名で正しくはAdvanced AcousticWerkesという名前となる。2014年1月に設立されたブランドだが、高価でマニアックなアイテムであるカスタムIEMを再定義し、クオリティを担保しながら一般消費者の手に届く商品を提供していきたいと志す会社だ。生産ラインを最適化し、効率を上げコストを下げることで、これまでになかった高品質かつ低価格なカスタムIEMを生み出している、血気盛んな注目ブランドである。

AAWには、エントリーモデルのMusiker LineとプロフェショナルレベルのMeister Lineの2ラインを有し、それぞれにバリエーション豊かなモデルを数多くラインアップしている。249シンガポールドル(≒23,000円)から1,499シンガポールドル(≒135,000円)と、モデル間の価格の幅も大きく、まだまだ誕生したばかりの若いブランドだけに積極的な試行錯誤も繰り広げられており、細かな仕様変更やブラッシュアップ、マイナーチェンジも盛んに行われている。

新モデルも続々と誕生しており、非常に興味深いスペックのモデルも多々存在しているのだけれど、バランスド・アーマチュアを用いた一般的なドライバー構成のみならず、ダイナミック1発から5ドライバーのハイブリッドまで10種類以上のバリエーションを有しており、どれも魅力的で目移り止まらずモデル選びが難しい。

そんな状況だが、実は最もオススメすべき機種がキラリと存在しているので、何はともあれそれをご紹介したいと思っての当記事である。それがM20だ。





お買い得感高く、万人に認められるトーンバランスを持ち、ブーイングを受けることもないであろう価格…後悔無縁のモデルがM20だが、ポイントはズバリ「1723 AcuPassというドライバーを1発搭載しているモデルである」という点に尽きる。

1723 AcuPassは、SONION製の一体型2ウェイドライバーで、それ単体でとても心地よいサウンドを放つ優秀なドライバーだ。発表されて日の浅いドライバーのため、1723 AcuPassを搭載したモデルはまださほど多くないため、それだけでも注目すべきモデルとなる状況にある。

私が所有しているカスタムIEMのなかで、1723 AcuPassを使用しているモデルのひとつにLivezoneR41のLZ 4があるが、このモデルは他ドライバーとの併用でサウンド設計がされているので同一線状で語ることはできないものの、こちらも素晴らしいサウンドを誇っている。シンプルに1723 AcuPassを1発搭載したモデルとしてはカナルワークスCW-L12とearmoのTune5を所有しているが、シェルの作りやカナル部分の長さ、音導管の引き回し、音響抵抗など、ブランドごとの作りの違いや設計の差異はあるものの、ドライバーが同一で回路的な差異もなく構造がシンプルなこともあって、CW-L12とTune5、M20のサウンドは基本的に同じものと考えていい。

サウンド設計が同じであれば、あとはフィット自体による低域をはじめとしたサウンドバランスの変化が大きな問題となってくるので、シェル造形に最新の注意を払いたいところだが、私の知る限りカナルワークスもearmoもAAWもシェルの整形技術はいずれもトップクラスにあり、何の問題点もない。あとはコネクターの好みやカラーリングを始めとしたオプション選択肢、ブランドの好みで選べばいいということになる。

AAW M20の最大のアドバンテージは、429シンガポールドルという破格の価格だ。日本円で4万円を切る価格で1723 AcuPass搭載のカスタムIEMが手に入るという事実は、驚きの何物でもない。逆にディスアドバンテージは、日本語が通じない海外取引となる点であろうか。現時点でe☆イヤホンで扱っているモデルにM20はラインナップされていないけれど、いずれ取り扱いが始まれば、そのデメリットもなくなり、ますます魅力は増すことになりそうだ。

M20のサウンドはCW-L12/Tune5同様に明朗で健康的なもので、十分な低域と自然に伸びる高域まで、全帯域で心地よく音楽を鳴らしてくれる。必要十分な解像度もあり、音楽的なジャンルも問わないニュートラルな美しいバランスを持ったものだ。はっちゃけたパワフルなドンシャリ2ドライブのようなキャラ立ちもなく、だからといって深み/粘り/重みといった重厚さがあるわけでもないが、綺麗にまとめられており、悪く言えば無難、良く言えば万能という評価となる。そういう意味でもAcuPass 1723の魅力がそのまま活かされたサウンドだ。

逆に言えば、AcuPass 1723のサウンドは既に一定の高評価を得ているものであり、多くの人にとって満足すべきサウンドとなる鉄板ドライバーでもある。初めてのカスタムIEM1台目としても、数多く所有するマニアにとっても、M20は注目されるべきモデルであり、満足を提供してくれる安心の1台となるだろう。「安かろう悪かろう」では後悔しか残らない。「安かろう良かろう」という都合良すぎる願いを叶えてくれる奇跡の1台がM20なのである。


▲左からAAW M20、カナルワークス CW-L12、earmo Tune5。いずれもAcuPass 1723を1発搭載した2ウェイ2ドライバーの同構造。

最後に、本当に微細な話だが、些細な違いも許さないマニアなあなたへの回答として、CW-L12(66,960円)とTune5(52,920円)とM20(429シンガポールドル)とのサウンドの違いを少々。私の環境下では、CW-L12の低域が最も気持ちいい。量感も少々多めに感じるのは、シェルのミチっとした完璧なフィット感からくる伝達効率の良さが起因している気がする。一方、音響抵抗の違いなのか…音量自体はTune5が最も大きく、Tune5のサウンドは良く言えばワイルド、悪く言えば大雑把なサウンドに鳴る。おそらくドライバーが出す全てのサウンドがそのまま耳に届いているような感覚だ。料理でいえば、丁寧に灰汁を取るようなデリケートなチューニングを施したのがCW-L12、どんぶり飯でかっ食らうような旨さを全面に出したのがTune5であろうか。その点M20は、出すぎるポイントを逐一つぶし、きっちり抑え、どこから聴いてもネガティブな要素を無くしたような鉄壁な設計で打ち出してきた印象を受ける。つまり、素晴らしいバランスで文句ないトーンバランスに仕上がっているけれど、辛辣に言えば、ちょっとはみ出す刺激や心地よさもスポイルされ、おりこうさんにまとまっている無難なトーンとも表現できる。以上、半ば無理矢理に差異を抽出してみたもので、体調ひとつで吹き飛ぶほどの些細な違いという点のみご理解の程を。




▲付属品はハードケース、巾着、クロス、クリーニングツール、オーナーズカード。

text by BARKS編集長 烏丸哲也

●Advanced AcousticWerkes M20

$429.00 SGD
・Configuration: 2 x Balanced Armature Driver with 2 Way Passive Crossover
・Frequency response: 20 Hz - 22000 Hz
・Sensitivity: 120 dB @ 5kHz
・Impedance: 70 Ohm
・26db+/- Ambient Noise Attenuation
・46" Null Audio Quantum Cable(Detachable)
・AAW Shock&Waterproof Carrying Case
・Cleaning Brush & Cloth
・30 Day Refit Guarantee
・1 Year Limited Warranty

◆AAWオフィシャルサイト
◆null-audioオフィシャル販売サイト
◆AAWオフィシャルfacebook
◆【BARKS編集部レビュー】カナルワークスCW-L12は名機、欠点探すも見つからず
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◆BARKSヘッドホン・チャンネル
◆BARKS カスタムIEM専門チャンネル

BARKS編集長 烏丸レビュー(■イヤホン ●ヘッドホン ◆カスタムIEM ◇他)

◆Ultimate Ears UE 7 Pro(2014-11-3)
■絶対失敗しない攻めのサウンド、お薦めイヤホン6品(2014-10-21)
■NOBLE AUDIO Kaiser 10 universal(2014-10-18)
◆カナルワークスCW-L71PSTS(2014-10-12)
■UCOTECH IL300 affetto(2014-10-05)

◆rhines stage 4U(2014-09-28)
●ROCK JAW ACERO(2014-09-21)
◆Westone ES60(2014-09-14)
■Astrotec Lyra(2014-09-08)
■NOBLE FR(WIZARD)(2014-08-26)

■Fidue A83(2014-08-19)
◇Musician's Ear Plugs(2014-08-10)
◆Noble Audio 5C R Configuration(2014-07-27)
◆FitEar萌音-MONET(2014-07-21)
■SHURE SE112(2014-07-13)

■Blue Ever Blue 878(2014-07-01)
■茶楽音人Donguri-楽(RAKU)(2014-06-24)
■オーディオテクニカATH-CKR10(2014-06-14)
◇estron Music、BaX(2014-06-03)
■OSTRY KC06(2014-05-18)

◆VISION EARS VE6 Xcontrol(2014-05-25)
■Fidue A81(2014-05-17)
◆カナルワークスCW-L32(2014-05-04)
■アルティメットイヤーズUE900s(2014-04-26)
■Astrotec AX60&AX35(2014-04-20)

◆CUSTOM ART Pro 330v2(2014-04-13)
●MPC Headphones(2014-04-06)
●Klipsch STATUS(2014-03-30)
●SMS Audio STREET by 50 DJ Pro Performance Headphones(2014-03-23)
◆AK240×カスタムIEM(2014-03-16)

■RHA MA750(2014-03-09)
■Meze 11 Deco(2014-03-02)
◇Astell&Kern AK240(2014-02-22)
◆1964 EARS V6-Stage(2014-02-17)
◆カナルワークスCW-L32V(2014-02-09)

◇EarPeace HD(2014-02-02)
◆Noble Audio Kaiser 10(2014-01-19)
◆Clear Tune Monitors CT-300Pro(2014-01-04)
◇KLIPSCH KMC1(2014-01-01)
■DUNU DN-1000(2013-12-30)

◆Ultimate Ears Reference Monitors(2013-12-16)
◆Ultimate Ears 11 Pro(2013-12-08)
◆earmo Tune5(2013-12-03)
●オーディオテクニカATH-OX7AMP(2013-11-23)
■音茶楽Donguri-欅(KEYAKI)(2013-11-17)

■オーディオテクニカ ATH-IM01~04(2013-10-27)
◇Astell&Kern AK10(2013-10-25)
●フィリップス Fidelio M1(2013-10-22)
◆earmo Tune4(2013-10-12)
◆Ultimate Ears Personal Reference Monitors(2013-10-05)

◆Sensaphonics 2XS(2013-09-30)
■Earsonics SM64(2013-09-23)
◆LIVEZONER41 LZ12(2013-09-15)
◆Ultimate Ears カスタムIEM全7機種(2013-09-08)
◆null audio Elpis(2013-09-03)

■FitEar Parterre(2013-08-25)
◆カナルワークスCW-L12(2013-08-17)
◆Livezoner41 LZ 4(2013-08-06)
■SHURE SE846(2013-08-02)
■オーリソニックスASG-2 with BassPort(2013-07-28)

■Hippo ProOne(2013-07-21)
◆カナルワークス CW-L51a(2013-07-13)
■EXS X10(2013-06-24)
■音茶楽Flat4シリーズ粋、楓、玄(2013-06-17)
◆LEAR LCM-1F(2013-06-10)

◇Ultimate Ears UEブーム(2013-05-28)
◇Stage93 93PC(2013-05-20)
●Meze Headphones(2013-05-08)
●Fischer Audio Jubilate(2013-04-29)
◇ORB JADE casa(2013-04-21)

◆lime ears LE3(2013-04-14)
◇雑誌「DigiFi 第10号」付録(2013-04-06)
●Ultimate Ears UE 9000、UE 6000、UE 4000(2013-04-01)
■開放型インナーイヤーイヤホンおススメ5モデル(2013-03-19)
◆LEAR LCM-5(2013-03-16)

●フィリップスFidelio L1(2013-02-25)
○スマホが与えた音楽リスニングのモラル変革(2013-02-17)
■Klipsch Image X7i(2013-02-04)
◆LEAR(2013-01-27)
◆カナルワークスCW-L05QD(2013-01-13)

◆earmo(2013-01-02)
◆Westone AC2(2012-12-25)
◇Stage93 93SPEC(2012-12-16)
●California Headphone Silverado、Laredo(2012-12-09)
■音茶楽Flat4-楓(2012-12-03)

◆Stage93 Stage 6(2012-11-26)
●GRADO SR60i(2012-11-19)
◇Astell&Kern AK100-32GB-BLK(2012-11-15)
●オーディオテクニカ ATH-WS99(2012-11-10)
■アトミック フロイドPowerJax+Remote(2012-10-29)

◇VORZUGE VorzAMPduo(2012-10-26)
●ファイナルオーディオデザイン heaven VI(2012-10-16)
●beyerdynamic T 90(2012-10-08)
●GRADO GS1000i(2012-09-30)
●SENNHEISER HD 700(2012-09-16)

◆ACS T1 Live!(2012-09-11)
●オーディオテクニカ ATH-AD2000 ATH-AD1000(2012-09-03)
●GRADO RS1i、SR325is、PS500(2012-08-20)
◆FitEar MH335DW(2012-08-15)
●DIESEL VEKTR(2012-08-07)

◆カナルワークスCW-L51 PSTS(2012-07-30)
●Fischer Audio FA-002W(2012-07-25)
●Pioneer SE-MJ591(2012-07-16)
■GRADO iGi(2012-07-12)
●HiFiMAN HM-400(2012-06-26)

●Klipsch Reference One(2012-06-17)
●GRADO PS1000(2012-06-09)
●ULTRASONE edition 8(2012-06-02)
●PHONON SMB-02(2012-05-28)
■音茶楽Flat4-粋(SUI)(2012-05-20)

●<春のヘッドフォン祭2012>、Fischer Audio FA-004(2012-05-13)
◇Hippo Cricri、Go Vibe Martini+、VestAmp+(2012-05-04)
■ファイナルオーディオデザインheaven IV(2012-04-28)
■フィッシャー・オーディオ Jazz (2012-04-22)
●SHURE SRH1840 & SRH1440(2012-04-16)

■FitEar TO GO! 334(2012-04-08)
◆Unique Melody Mage(2012-03-26)
●Takstar PRO 80、HI 2050、TS-671(2012-03-20)
●klipsch Mode M40(2012-03-15)
■Fischer Audio DBA-02 Mk2(2012-03-07)

◆AURISONICS AS-1b(2012-02-27)
■UBIQUO UBQ-ES503、UBQ-ES505、UBQ-ES703(2012-02-21)
◆Heir Audio Heir 3.A(2012-02-15)
■moshi audio Clarus(2012-02-12)
◆Thousand Sound TS842(2012-02-08)

◆Heir Audio Heir 8.A(2012-02-01)
■CRESYN(2012-01-17)
◆Unique Melody Merlin(2012-01-08)
◆カナルワークスCW-L01P(2012-01-03)
■ファイナルオーディオデザイン Adagio(2011-12-31)

◆LEAR LCM-2B(2011-12-26)
●SOUL by Ludacris SL100、150、300(2011-12-23)
●AKG K550(2011-12-20)
■SENNHEISER IE80 & IE60(2011-12-16)
■DUNU(2011-12-14)

◆カナルワークスCW-L10(2011-12-12)
■オーディオテクニカ ATH-CK90PROMK2(2011-12-09)
◆Ultimate Ears UE 5 Pro(2011-12-06)
■REALM IEM856(2011-12-02)
■ファイナルオーディオデザインAdagio III(2011-11-26)

◇Ultimate Ears用交換ケーブルFiiO RC-UE1&オヤイデ電気HPC-UE(2011-11-25)
●Reloop RHP-20(2011-11-22)
■オーディオテクニカ ATH-CK100PRO(2011-11-14)
■SOUL by Ludacris SL99(2011-11-04)
■Fischer Audio Ceramique(2011-10-25)

■SHURE SE535 Special Edition(2011-10-21)
■JVCケンウッドHA-FX40(2011-10-16)
■BauXar EarPhone M(2011-10-10)
■SONOCORE COA-803(2011-10-02)
◆TripleFi 10 ROOTHリモールド(2011-09-25)

■AKG K3003(2011-09-18)
■Atomic Floyd SuperDarts+Remote(2011-09-11)
■Bowers & Wilkins C5(2011-09-06)
■Westone3(2011-09-02)
◆カナルワークスCW-L31(2011-08-26)

◇ORB JADE to go(2011-08-22)
■YAMAHA EPH-100(2011-08-14)
■NW-STUDIO(2011-08-09)
■NW-STUDIO PRO(2011-08-02)
◆FitEar MH334(2011-07-29)

◆ROOTH SE530×8(2011-07-26)
■Westone ES5(2011-07-21)
●SHURE SRH940(2011-07-17)
◆Ultimate Ears 18 Pro(2011-07-15)
■クリエイティブAurvana In-Ear3(2011-07-06)

◆カナルワークス CW-L01(2011-07-01)
■GRADO GR10&GR8(2011-06-25)
◇SAEC(サエク)SHURE SE用ケーブル(2011-06-21)
■フィアトンPS 20&PS 210(2011-06-17)
■ZERO AUDIO ZH-BX500&ZH-BX300(2011-06-11)

■フィリップスSHE8000&SHE9000(2011-06-03)
■アトミック フロイド(2011-05-26)
■モンスター・マイルス・デイビス・トリビュート(2011-05-20)
■SHURE SE215(2011-05-13)
■ファイナルオーディオデザインPiano Forte IX(2011-05-06)

■ラディウス・ドブルベ/ドブルベ・ヌメロドゥ(2011-05-01)
■ローランドRH-PM5(2011-04-23)
■フィリップスSHE9900(2011-04-15)
■JAYS q-JAYS(2011-04-08)
◇フォステクスHP-P1(2011-03-29)

■Klipsch Image X10/X5(2011-03-23)
■ファイナルオーディオデザインheaven(2011-03-11)
■Ultimate Ears TripleFi 10(2011-03-04)
■Westone4(2011-02-24)
■Etymotic Research ER-4S(2011-02-17)

■KOTORI 101(2011-02-04)
■ゼンハイザーIE8(2011-01-31)
■ソニーMDR-EX1000(2011-01-17)
■SHURE SE535(2011-01-13)
■ビクターHA-FXC51(2011-01-12)

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