プロフィール・バイオグラフィ・リンク

長女のデイジー、次女のキティ、長男のルイスで結成されたロンドン生まれの3兄弟によるロックンロールバンド。

アイランドレコーズ等でのマスタリング・エンジニアとして30年以上数多くの音楽に関わってきた父グラッツ・ダーハムと、伝説の元祖ガールズ・ポストパンク・バンドのレインコーツのメンバーであるイングリッド・ウェイスを母に持つ生粋の音楽一家に生まれる。幼い頃からヴィンテージの楽器に囲まれて育った彼等は、3人揃ってマルチ楽器奏者のソングライターで、それぞれがギター、ピアノ、バンジョー、ドラム等の楽器をこなし、曲によってヴァーカルや楽器を持ち替えている。10代前半の頃からノース・ロンドンにあるカントリーとロカビリー・ジャムのパブにてステージにあがり、地道なライブ活動とフェスティバルへの出演により次第に口コミで評判を呼ぶ事になる。

そして遂に2008年に徹底的にデジタルを排除し、アナログ機材だけを使用した1stアルバム『Kitty, Daisy & Lewis』をリリース。イギリスの全国紙The Observerからは「音楽の魔法を信じる我々へのギフトだ」と評され、音楽専門誌のみならずファッション誌をはじめとする各種メディアから大きな称賛を集め、エイミー・ワインハウス、コールドプレイから、デヴィッド・リンチ、ダスティン・ホフマンといったセレブリティにまで愛される存在となる。そしてその年の朝霧ジャムへの出演で初来日公演を果たし、2009年にはコールドプレイからラブコールを受けUSツアーをサポート。2010年にはフジロックで再来日を果たし、翌年にはセカンドアルバム『Smoking in Heaven』をリリース。

そして2014年夏に、かつてからファンと公言していた元ザ・クラッシュのミック・ジョーンズをプロデューサーに迎えてスタジオ入りし、新作『The Third』(Beat Records 1/20発売予定)を完成させた。ブルースからスカ、ディスコまで幅広い音楽スタイルを取り入れながらも、一聴してキティー・デイジー&ルイスとわかるヴィンテージ感満載の作品。3人の作曲家と3人のマルチ楽器奏者によって紡ぎだされた1つ1つの楽曲には、時に気持ちを高揚させ、時に切ないムードとメロディが溢れており新境地を切り開いた。

2015年にはアルバム『The Third』を発表。2008年の朝霧JAM出演以後、2015年のフジロックや単独ツアーなど、来日公演も多い。