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オンタリオ州ミルトン出身の6ピース・バンド。メンバーは、Adrian Jewett(Vocal)、Adam Nimmo(Drums)、Ryan Lenssen(Keyboard)、Nick Greaves(Guitar)、Andrew McArthur(Bass)、そして紅一点・Emma Ditchburn(Vocal/Guitar)。

アーツ&クラフツ最年少で、レーベルの末っ子的存在の彼らは、ブロークン・ソーシャル・シーン(以下BSS)に参加しているバンドの集合体であるアーツ&クラフツ・レーベルで、なんと初めて(!)のBSSに参加していないバンド。そんな彼らがレーベル入りをしたきっかけは、バンドのリーダー的存在のライアン・レンセンが、午前3時にアーツ&クラフツのホームページにメールしたMP3のデモ音源。若冠二十歳、バンドを始めたばかりの彼らの自由で奔放な音楽は、すぐにレーベルの人々の目に留まり、たちまちデビューへの鍵を掴む。

“ザ・モスト・セリーン・リパブリック”=“最ものどかな共和国”というバンド名ながら、そのサウンドは、轟音ギターとアンビエント・ノイズ、キラキラした鍵盤、軽快なドラムなど、あらゆる音をテンコ盛りにした、ローファイ風味のにぎやかなアート・ポップ。1曲の中で、コーラス抜きで、キャッチーなサビが目まぐるしく展開を重ねる(少なくとも5,6回)のもザ・モスト・セリーン・リパブリックの特徴。兄貴分のブロークン・ソーシャル・シーンや、ポスタル・サーヴィス、デス・キャブ・フォー・キューティー、フレイミング・リップス等に例えられることも多い彼らだが、オリジナリティの追求には余念がない。

曲作りはライアンの自宅にメンバーが集まり、ライアンが皆にピアノを弾き語り、それを元に音を重ねていく、というやり方で行われるそうだ。また、ハイウェイのインターチェンジや、キャンプ場で録音した曲、はたまたワイン・テイスティングをイメージしたという曲(Relative’s Eyes)もあるのだとか。