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Amy Grantは神を愛している。状況を見る限り、神もAmy Grantのことをとても愛していらっしゃるようだ。そう、彼女は世界最高の売り上げを誇る宗教音楽のシンガーと言っても過言ではないだろう。

当初は宗教音楽というジャンルの中に留まるかに見えたが、''80年代を通して洗練されたポップス作品を次々に発表し、メインストリームのジャンルにも進出できる力があることを身を持って証明してきた。もちろん、彼女がその信仰を失ったことは一度もないし、聖書の教えが彼女の深いモラルとなっていることを隠したこともなかった。

ナッシュヴィルで生まれたGrantは、まだ10代だった''79年に最初のアルバムを発表。''82年にはシンガーソングライターのGary Chapmanと結婚した。彼は彼女の夫としてだけでなく、共同ソングライターとしても大切な存在となる。ゴスペル・シンガーとしての彼女は、100万枚を売り上げたアルバム『Age To Age』で、グラミー賞を1部門と、Dove賞を3部門にわたって受賞。また、『Straight Ahead』からの“Angels”もグラミー賞を受賞している。

これらの受賞を励みとして、単なるゴスペル・シンガー以上の存在となるべきタイミングと判断したGrantは、ポップスの世界へと進出していく。ファンの反発の声の中、''85年には“Find A Way”や“Wise Up”といったシングル曲を収めたアルバム『Unguarded』を発表。ChicagoのPete Ceteraとのデュエット曲“The Next Time I Fall”は、ポップ・チャートの1位の座を獲得した。AORやトップ40特有の洗練されたプロダクションを有効に使うことで、昔以上に強さを打ちだしながらも、主流派に残れるだけの抑制を利かせることのできたGrantは、ポップス界のディーヴァとなったのだ。そんな中、''80年代、''90年代を通じてポップスの世界で成功を収めてきた彼女は、以前のゴスペルのレパートリーにも再び手を染めている。