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苦節20年。カナダのトロントで最も犯罪率・自殺率の高い郊外の街、Bramaleaで生まれ育ったジェイソン・コレット。絶望的な環境の中で心の拠り所になるのは音楽だった。学校を卒業すると生家を飛び出し、音楽活動を行うためにダウンタウンに移り住む。80年代、90年代は大工の職で生計を立てながら、カナダのルーツ・ロックの父、アンドリュー・キャッシュとつるんで、音楽活動を行った。2000年代に入り、彼は“Radio Monday”というイベントを立ち上げるが、このイベントからキャサリン・エドワーズや、アーツ&クラフツ・レーベルのアーティスト達が巣立っていった。

後にジェイソンは、アーツ&クラフツが主催するブロークン・ソーシャル・シーンのギタリストとして、彼らのセカンド・アルバムにして名盤『You Forgot It In People』から参加、中心的役割を果たすようになる。そんな彼の功績を称え、カナダ最大のインディ・レーベル、アーツ&クラフツは、過去の作品を編纂した初のソロ・アルバム『モーター・モーテル・ラヴ・ソングス』をリリース。2005年6月には『アイドルズ・オブ・イグザイル』を発表。この作品は彼に多大な影響を与えたボブ・ディランや、トム・ペティ、ポール・ウェスターバーグ、はたまたロン・セクスミス等の音楽を彷彿とさせる、男性シンガー・ソングライター・アルバムとしてニューヨーク・タイムズ等で高い評価を得た。また、ジェイソン・コレットは、2005年6月、ブロークン・ソーシャル・シーンのメンバーとして来日し、また今年1月に行われた〈カナディアン・ロックン・ルール〉ではバンドを従えて待望のソロ・ライヴを行った。二枚目役者のような、素敵に芝居がかったパフォーマンスには男の色気が滲む。