【速報】対米同時多発テロにまつわる音楽情報 Vol.1

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【速報】同時多発テロにまつわる音楽情報 Vol.1

大変、痛ましい事件が起こりました。それに伴い、現在アメリカでのコンサート・イベント等のほとんどは、中止、あるいは延期となっています。日本来日公演などに関しましても、情報が入り次第、掲載いたします。

ニュースが入り次第、リアルタイムに更新いたします

●アッシャー「スペシャル・ライヴ」中止
8月8日に発売された新作『8701』のプロモーション来日が予定されていたアッシャーだが、米国テロ事件の影響を受けて、この来日は中止となった。

これに伴い、9月25日(火)に予定されていた赤坂ブリッツでのアッシャー「スペシャルライヴ」の中止も決定。詳しいお問い合わせは以下になります。

(問) BMGファンハウス TEL:03-3797-9047


●モビー、FBIとCIAのテロに対する反応が不十分だと怒りを表明
ニューヨーク市の世界貿易センタービルから、数ブロックしか離れていないダウンタウンに滞在するMobyは、飛行機の衝突とビルの崩落を目の前で見てしまったという。そして彼は、CIA、FBI、軍隊は税金を支払われながらも、9月11日(火)のテロ事件の発生を許してしまったと非難している。

Mobyが住むマンションの近くで事件が起こっている最中、彼は今の気持ちをコンピュータに向かって次のように書いた。「
爆発音と、人々の叫び声で目が覚めたんだ。それで屋根のほうまで行って、炎に包まれた世界貿易センタービルを見に行った。今は体の震えが止まらないし、マンション内も煙の匂いがしている。一体何が起こってしまったんだ?

その後Mobyは「
参ったよ。前に書いた時はまだ、世界貿易センタービルはそこにあったのに今はもう無いんだ。ニューヨークにいる僕の知り合いは、みんな泣いてるよ。そもそも、たったひとりの命を奪うことだって、誰が正当化できるだろうか? 世界はもう全く変わろうとしている。ごめんなさい、でも何を書いていいか分からないんだ……ニューヨークの外に住んでいる人は、きっとここの状況は分からないだろう。4万人があのビルで働いていたんだ。家族や友達がいる4万人の人々……そして全ての救急隊員」と書いた。

そして彼の思いは昨日(9月12日)、怒りに変わった。
ここで怒ることをお許しください。でもここで自分がブルース・ウィリスのボディガードだと想像してみてください。そしてブルース・ウィリスを守るために大金をもらっていると想像してください。そして今度は、ガードをしている間にブルース・ウィリスが襲撃され、大怪我をしたと想像してください。今回のFBI、CIA、軍隊の役割と似ていると思わない? これらの組織はこういった残虐行為から我々を守るために存在するんだ。簡単に言ってしまえば、彼らは僕たちの期待を裏切ったんだ。僕たちがバカ高い税金を支払う際、ある程度の保護と安全を税金を受取る側に期待する。彼らは僕たちの期待を裏切った

そして彼は続けて次のように書いた。
国際的なテロリストによって、愛する人を殺害されてしまい、1人で夜寝なくてはならなくなった数百、数千の人々は、彼らが税金を支払う相手である機関に裏切られたんだ。こういった、言葉にならない程の残虐行為から守ってもらうために税金を支払っている人達に。わずかながらの信用を置いた機関に、納税者が裏切られていたんだ。とても客観的な言い方でごめんよ。でも僕はすごく激怒しているんだ。だらしないセキュリティにより、何万人という死者を出してしまった。怒りで正気を失っている僕を批判したいならすればいい。でも僕は4万人が死んでいくのを見てしまったんだ。もう寝るよ。寝られないと思うけど

●テロリズムを気にしていたオフスプリングのDexter Holland
9月11日(火)のニューヨークとワシントンへのテロ攻撃は、Offspringのヴォーカリスト、Dexter Hollandにとっては驚きではなかった。彼はテロリズムの可能性について以前から考えており、その結果が'00年のアルバム『Conspiracy Of One』(ひとりの陰謀)のタイトル曲であった。Hollandは彼が生まれて生きてきた時代の間に、テロリズムというものが大きく変化してきていると我々に語る。

10年前までは、人々はソ連というものを1つの塊として恐れていた。最終核戦争でハルマゲドンになる心配だとか、とにかく、なにかあるときに恐れるべき対象として。ところが今は、何か起こるとしたら、それがリビアやイエメンとかにいる、ひとりの男の仕業である可能性のほうが大きいんだ。実際には、そのほうがもっと恐ろしかったりするんだよ。なぜなら、まったく予測がつかないんで、事前に防ぐこともできないからさ

米当局の公式発表では現在のところ、テロ攻撃の犯人について特定の組織や国名を挙げてはいない。

Offspring自身の活動については、先日“Conspiracy Of One”ワールドツアーの最終日を迎えたところだ。Hollandが我々に話してくれた内容によれば、しばらくの間はおとなしくしてエネルギーを充電するということである。また、新アルバムの可能性については、おそらく'02年後半まではないだろうとのこと。


●ニューヨークに滞在中のマイケル・ジャクソン、無事を確認!
米国東部で同時多発テロ事件が起こった9月11日(火)、Michael Jacksonはニューヨーク市に滞在していたが、オフィシャル・ファンサイト“Michael Jackson Internet Fanclub”(MJIF)によると、Michaelの無事が確認されたという。

●ブラック・クロウズが、コンサートを中止
米国東部のテロ事件を受けて、Black Crowesも11日(火)に予定されていたロサンゼルス公演をキャンセルした。ショウはGreek Theatreで行なわれる予定だった。会場側の発表によれば「本日起きた事件により……(コンサートは)振替公演日程が決定するまで延期する」とのこと。また、「チケット購入者は振替公演の日程が発表されるまで、そのままお持ちください」ともコメントしている。

11日(火)、ロサンゼルスではほかにも、Staples Centerで予定されていたMadonnaのショウと、イングルウッドのForumで予定されていたLatin Grammy Awardsがキャンセルされている。

The Black Crowesは、V2 Recordsから5月にリリースされたニューアルバム『Lions』のツアー中で、次のショウは12日(水)にアリゾナ州トゥーソンで予定されていた。


●アンスラックスのスコット・イアン、同時多発テロ事件について語る
9月11日(火)に米国東海岸で起きた同時多発テロのため、ネブラスカ州、リンカーンのRoyal Groveで予定されていたライヴがキャンセルとなったANTHRAX。ギタリストのScott Ianがオフィシャルサイトで、今回の事件について、次のように述べている。

自分の人生の中で最も深刻な出来事が起きるとき、自分がどこに居合わせるかなんて、決して分かることはないだろう。長くならないように、今回のことについて全てのことを述べる前に、そして、どうすることもできない感情が抑えきれなくなる前に、ここでは多くを語らないでおこう。僕が言えることは、僕の思いは、この愚かな殺人行為に巻き込まれてしまった人々の家族や、友達の思いと同じだということだ。ツアーについては分かり次第知らせるよ。重要なことではないけど

●ダイアモンド・リオ、テロ攻撃に反発
9月11日(火)の同時多発テロのニュースが、Diamond Rioが毎年開催しているチャリティ・ゴルフ・トーナメントの第10回目の開催にケチをつけてしまった。世間に重い空気の漂うなか、バンドはこういった状況に屈せずに予定通りトーナメントを決行した。

人気カントリー・バンドである彼らの活動が国家的な惨事と重なったのは今回が初めてではない。デビューシングル「Meet In The Middle」のビデオ撮影の最中に、当時の大統領であるジョージ・ブッシュが(湾岸戦争での)“砂の嵐作戦”を決行した。Diamond Rioのリード・シンガー、Marty Roeがそのときのことを振り返り、メンバー全員で一晩中ラジオの近くに座って聞き入りながらも、そのまま最後までやり通したことを語った。

僕らは続けたよ」と彼は我々に語る。
世の中の生活は続いているんだから、あのビデオもその夜に撮影を決行したし、今日のゴルフ・トーナメントだって予定通り開催する。この国の中で自分たちがしていることをそのまま続けることが必要だと、僕は思うんだ。“何が起こっているか(現在起こっているテロリズム)”に、それにこの国の動きを止めさせるべきじゃないんだ。列車は走り続けなければならない。我々が恐怖に震え上がり、自分たちの生活をストップさせてしまうことこそが、奴らの望みなんだ。この国はそれをさせるような国じゃないハズさ

Diamond Rioのゴルフ・トーナメントは、子供支援団体のBig Brothers Big Sisters of Middle Tennesseeに協力している。

●14 KARAT SOUL、マンハッタンから5時間歩く……!
アメリカで同時多発テロが起こった9月11日午前(NY時間)、マンハッタンにいた14 KARAT SOULのメンバー。怪我や事故には巻き込まれることはなかったが、交通網が閉鎖されたため5時間かけて歩いてニュージャージーに帰宅したそうだ。

その他に、アストラッド・ジルベルト、スーザン・オズボーンの無事が確認されている。

●イングヴェイ・J. マルムスティーン、南米ツアーを一時延期
Yngwie J. Malmsteen率いるRISING FORCEは、アメリカでの同時多発テロのため、9月12日のメキシコを皮切りに9月30日まで予定されていた南米ツアーを一時延期することを決定した。メンバーをはじめ関係者たちは急遽空港から引き返してきたようだ。

現在、Yngwieはマイアミの自宅に無事戻り、12月19日に日本発売予定のクラシック公演ライヴ映像のチェック作業を行なっている。

他に、BLACKMORE'S NIGHT、Joe Lynn TurnerFIREHOUSEの面々の無事が、所属レコード会社により確認されている。

●Bonnie Pinkの無事も確認!
現地在住ミュージシャン、BONNIE PINKについても無事であることが所属レコード会社のサイトで伝えられた。

●311、エアロスミス、CS&N、レッドマンなどのコンサートが続々キャンセル
米東海岸で起きた同時多発テロの影響を受けて、以下のコンサートのキャンセルが発表された。

311:ネバダ州、ラスベガス、Hard Rock Cafe
Aerosmith:ヴァージニア州、ヴァージニア・ビーチ、Verizon Wireless Virginia Beach Amphitheater
Anthrax:ネブラスカ州、リンカーン、Royal Grove
Ben Folds:ワシントンDC、9:30 Club
■Tony Bennett/k.d. lang: コロラド州、デンバー、Fiddler's Green Amphitheatre
■Carrot Top:ミズーリ州、セントルイス、The Pageant
Crosby, Stills & Nash:コロラド州、デンバー、Fillmore Auditorium
■Flickerstick:ニューヨーク州、ニューヨーク、Irving Plaza
■Nanci Griffith:オンタリオ州、トロント、Phoenix Concert Theatre
Lifehouse:イリノイ州、シカゴ、Vic Theatre
■Long Beach Dub All-stars:カリフォルニア州、アナハイム、House Of Blues
■Los Amigos Invisibles:カリフォルニア州、ロサンゼルス、Conga Room
Modest Mouse:カリフォルニア州、ロサンゼルス、House of Blues Sunset Strip
Redman:イリノイ州、シカゴ、House of Blues
■Lucinda Williams:メイン州、ポートランド、State Theatre
■Lee Ann Womack:マサチューセッツ州、ボストン、FleetBoston Pavillion
■Dwight Yoakam:オハイオ州、クリーブランド、Palace Theatre

●米NY在住のミュージシャンたちの安否は?
米NY在住のミュージシャンたちの安否は?

9月11日午前(NY時間)にニューヨークで起きた世界貿易センタービル崩壊事件に関して、さまざまなミュージシャンの安否が気遣われるが……。

●新垣仁絵(元SPEED
2000年春からダンス留学のためニューヨークに滞在。本人から事務所に無事である旨のメールが届いた。

hiro(島袋寛子・元SPEED)
レッスンのため、一時ニューヨーク滞在。本人から実家の母親に電話連絡が入ったため、無事を確認。

小室哲哉
ニューヨーク在住。現地にはいないことが確認。日本のラジオ番組(生放送)にゲスト出演することが決まっているので、日本に滞在していると思われる。

ak(柿原朱美)
2000年10月からニューヨークに滞在。自身のサイトで無事であることを告げている。

●久保田利伸はアメリカから離れていた
9月11日午前(NY時間)、世界貿易センタービル崩壊事件が起こったニューヨーク。活動本拠地をニューヨークに置いている久保田利伸はアメリカから離れ、現在日本に滞在中だった。よって被害など一切なく無事ということだ。

●宇多田ヒカルも無事!
現在、コロンビア大学在学中の宇多田ヒカル

9月11日午前(NY時間)にニューヨークで起きた世界貿易センタービル崩壊事件に関して、影響なく無事であることを、オフィシャルサイトにて父の宇多田照實が発表した。

●PJハーヴェイ、イギリスのMercury Music Prize授賞。米国で立ち往生
PJ Harveyは火曜日、イギリスで最も名誉あるポピュラー・ミュージックの賞を獲得したが、米国東海岸で起こった同時多発テロ事件の影響を受けて米国内で立ち往生し、賞を直接受け取ることができなかった。

イギリスのシンガーソングライター、PJ HarveyはワシントンからロンドンのMercury Award授賞式へ電話で次のように話した。
非常に信じられないような一日でした。とにかく感謝の気持ちと、今とても驚いている、ということしか言えません

また、今回のテロ事件についてはHarveyは「
町全体が狂乱状態です」と話している。
連邦航空局は、今回4機の旅客機がハイジャックされ、ワシントンのペンタゴン、ニューヨークの世界貿易センタービルに衝突したことを受けて、国内すべての飛行場の離陸を少なくとも水曜日の正午までは差し止めている。

今回、同賞にノミネートされていたHarveyは、アルバム『Stories from the City, Stories from the Sea』で賞を獲得、Zero 7、Turin Brakes、ElbowRadioheadを打ち負かし、3万ドルを受け取った。同賞は、審査員が商業的に成功したアーティストよりも、オリジナリティのあるアーティストを選ぶ傾向があるとして議論を巻き起こしている。7月に発表された12名の候補者リストの中には、ほとんどチャートで活躍していない、あまり知られていないアーティストが多く含まれていた。

昨年は、Badly Drawn Boyとして知られているDamon Goughがアルバム『The Hour of Bewilderbeast』で授賞した。

●ラテン・グラミー授賞式が延期される
9月11日(火)に米国東海岸で起こった同時多発テロ事件の影響を受けて、同日にロサンゼルスで開催が予定されていた“Latin Grammy Awards”授賞式が延期となった。

主催者であるNational Academy of Recording Arts & Sciencesは11日の朝、次のように発表した。

今朝発生した信じられないような事件のため、National Academy of Recording Arts & Sciences、Latin Academy of Recording Arts & SciencesおよびCBSは、今夜予定していた第2回“Latin Grammy Awards”授賞式をキャンセルすることにいたしました
被害者および遺族のみなさん、また、この恐ろしい出来事に影響を受けたすべての方々に心からお祈り申し上げます

授賞式は11日(火)夜にカリフォルニア州イングルウッドのForumで開催され、CBSで放送される予定だった。出席予定となっていたのは、Ricky MartinCarlos SantanaJennifer LopezNelly FurtadoSean "P. Diddy" CombsDestiny's ChildChristina AquileraLL Cool JMarc Anthony、Jimmy Smits、Arnold Schwarzeneggerなど。

●ガース・ブルックスは、世界貿易センタービルが攻撃されたときニューヨークに滞在中だった
9月11日(火)の朝に世界貿易センターのツインタワーが攻撃されたとき、Garth Brooksと彼のクルーはニューヨークにいた。
Brooksは9月11日(火)の夜にASCAP (American Society of Composers, Authors and Publishers) からGolden Note賞を受けるため、Washington D.C.へ向かう途中だった。Nation's Capitolで予定されていたBrooksのレセプションとディナーは即刻中止となった。

Brooksの広報担当者、Karen Byrdは9月11日の午後早くにLAUNCHと話し、Brooksはニューヨークを出たと語った。この惨劇についてBrooksからのコメントはあるかとの問いにByrdは「ありがとう。でも、ないの」と答えた。

●メリッサ・エスリッジ、ダラス公演を延期
Melissa Etheridgeのオフィシャルサイト(melissaetheridge.com)によると、米東海岸を襲ったテロ行為のため、9月11日(火)にダラスで予定されていた彼女のコンサートが延期となった。シンガーソングライターのEtheridgeは、最新アルバム『Skin』をサポートするWill Rogers Auditoriumでの2夜のライヴのうち2日目を行なう予定だった。

ダラス公演以降のEtheridgeのコンサート日程はまだはっきりしないままだ。サイトには「
現時点でショウの予定に関する情報はありません」と記されている。Etheridgeの最近の日程は今週末の9月14日~16日にカリフォルニア州ロングビーチでの3夜。

サイトmelissaetheridge.comには次のように書かれている。
このような恐ろしい出来事が起きてしまって悲しい。みなさんの愛する人が無事であることを望んでいます
●トゥール、ジャネット・ジャクソン、ウィーザーらのコンサートが中止
米東海岸で起きた同時多発テロの影響により、コンサートのキャンセルや延期が相次いでいる。

大手コンサート・プロモーターのSFXは、11日(火)に予定されていた全米のすべてのコンサートを中止した。この中にはGodsmackWeezerJanet JacksonToolJimmy Eat WorldMaxwellOzomatliDave Navarroらのショウが含まれている。Toolは12日(水)のオハイオ州、Daytonでのショウもキャンセルしている。

Metropolitan Entertainmentは、11日(火)、12日(水)にニューヨークで予定されていたO-TownとLil' Romeoのショウをキャンセル。また、Matchbox TwentyTrainは、11日に予定されていたルイジアナ州、Bossier Cityでのライヴを延期している。

●スティング、米国のテロでイタリアのウェブ放送をキャンセル
Stingは9月11日(火)にイタリアのトスカナで予定していたライヴをキャンセルした。コンサートはYahoo!でウェブ放送される予定だったが、米国がテロ攻撃されたという緊急ニュースを受け、スパースターの彼はギグが始まる直前にステージから中止を発表した。

彼は次のように語っている。
今夜はとても楽しい時になるはずでした
今日起きた恐ろしい出来事のために、楽しい時間ではなくなってしまいました。ここに3つの選択肢があります。ひとつはショウを続けること。2つめは全く何もしないということ。3つめはバンドと僕が妥協案を持ち出すこと。世界の残りの人々のためにウェブで放送する1曲を選びたい。そして、この恐ろしい出来事で命を失った人々と愛する人を失った人々に敬意を表して、すぐに閉鎖したいのです

それからは、あなたたちしだいです。どう感じるかです。曲の後にしばらく黙祷したい。拍手はいりません。ただそこに立って今日起きた事を考えていほしい。僕たちには難しいだろうけど。僕は怒っている。困惑し、怯えている。こんな意味のない暴力行為を許しておくわけにはいかない。全くばかげていて、あまりにも愚かな行為だ。それで命を奪われた人々のために歌おうと思います。以上

彼はそう言うと、バンドと共に「Fragile」を演奏した。

演奏の模様はhttp://broadcast.yahoo.com/promos/sting/で観ることができる。映像の冒頭には「今朝の悲劇のために亡くなった人たち、苦しんでいる人たちへの祈りと敬意を込めて“Fragile”を演奏する」というStingのメッセージが加えられている

●ジョン・メレンキャンプやEWF、ルーファス & チャカ・カーンのショウも延期
NYとワシントンD.C.で起きたテロ事件を受けて、John Mellencamp、そしてEarth, Wind & Fire/Rufus Featuring Chaka Khanのショウがキャンセルされた。

Mellencampは9月12日(水)、コネティカット州ハートフォードのMeadows Music Centreで公演する予定だったが、この悲劇的事件で命を失った人々への弔意から、ショウのキャンセルを決断した。振替公演の情報などはまだ発表されていない。

Earth, Wind & FireとRufus Featuring Chaka Khanは、9月11日(火)にコネティカット州ウォリングフォードのOakdale Theatreで予定されていたショウを延期。振替公演の情報などはまだ発表されていない。

●チボ・マットやショーン・レノンらは無事
ニューヨークでの世界貿易センタービル崩壊事件で、安否が気遣われていたチボ・マットだが、オフィシャルサイトの掲示板で、本田ゆかが、羽鳥美保やショーン・レノン(故ジョン・レノンの息子であり、本田ゆかの恋人)、その他ステージメンバーと連絡がとれ、全員無事であることを告げた。本田ゆかの家の窓ガラスは、崩壊による煙で曇るほどで、現場とはかなり近かったようだ。

●NY滞在中のドリカムは……
ニューヨーク滞在中のDREAMS COME TRUE。ニューヨークでは世界貿易センタービル崩壊事件が起こったが、メンバー3人の無事が確認できたことを、ドリカムのオフィシャルサイトが発表した。

●坂本龍一、世界貿易センター崩壊を目撃
ニューヨーク時間の9/11午前9時頃(日本時間では午後10時頃)に起こった、世界貿易センタービル崩壊事件について、ニューヨーク在住のミュージシャン坂本龍一は、独自のサイトで、坂本自身無事であること、そして事件を目撃したことを告げた。同様に、娘の坂本美雨も、「サカモト家は大丈夫です!」と関係者に一斉メールを出したようだ。

●米のテロ事件でマドンナがロサンゼルスのショウを延期
米国東部で起きたテロ事件の影響で、9月11日(火)に予定されていたMadonnaのロサンゼルスでのショウはキャンセルされた。これはダウンタウンのStaples Centerで予定されていた4日間のショウの2日目にあたる。

残り2日間(13日と14日)のショウがどうなるかは未定。会場のスポークスマンも「まだ分からない」とコメントしている。しかし、Madonnaのオフィシャル・ウェブサイト(madonnamusic.com)には「ショウは予定どおり行なわれる」と掲載されている。

ウェブサイトにはさらに「今日(11日)のコンサートのチケット所有者には、振替公演があるか、あるいは払い戻しを行なうかを近日中に発表する」との記載もある。

9月19日(日)に幕を開けたMadonnaのロサンゼルス公演は、米国内におけるでDrowned Worldツアーの最後の日程だった。

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