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1998年夏に結成。この「ヒューマンロスト(人間失格)」という名前はリスペクトする太宰治の作品名から名付られた。

彼らのサウンドの最大の特徴は伸びやかに歌うオサムと、スイートな魅力を持つマコの声の、絶妙なバランスのツインヴォーカルスタイルにある。幾度かのメンバーチェンジを経て渋谷ラママを中心に積極的なライブ活動を続けながら、自主制作CDを1000枚売り切った実績も持っている。バンドのポリシーは「芸術は、誰にでも分かるものでなくてはならない」というもの。ロックを大衆の為の芸術と捉え、ヒューマンロストは進化し続けている。

2002年春に首都圏を中心にしたライブ活動も行なう一方、地元横浜の桜木町などのストリートでの活動も続け、2002年8月21日には1stマキシシングル「Yes,I Do」でロックチッパーレコードよりメジャーデビューを果たす。以来、演奏活動の他、ニッポン放送でのレギュラー番組出演を始め多くのメディアにも出演し、2003年4月2日には、2ndマキシシングル「time」をリリース。

2003年9月25日発売の3rdマキシシングル「乾杯」は、長渕剛の「乾杯」がヒットした1980年代後半から90年前半にかけ、バブル経済崩壊を機に始まった不況不安という世相と近似の現代の世相を重ね合わせ、それらの世相の中で求められるであろう「ヒューマニズム溢れるリアルなメッセージ」をテーマに、昨今の若者に対して訴求力有るハードでパンク風なサウンドを取り入れた編曲でカバーした「乾杯」の他、全3曲入り。2003年12月17日発売の1stフルアルバム『the end of my life』は9月に3枚目のマキシシングルとしてリリースした「乾杯」を含む全9曲入り。当アルバムはエンハンスドCD仕様となっており、「乾杯」のプロモーションビデオも収録。

『the end of my life』は晩年という意。これは、例えば太宰治が処女短編集のタイトルを「晩年」としたり、松尾芭蕉が20代でありながら自らの事を「翁」と称していたことなど、古くから偉大な芸術家達が自らの作品に対して持っていたであろう完成度の高さを自負するプライド、または凡人を超越した存在に対する憧れの気持ちと同様に、今回のアルバム制作に際しヒューマンロストがこれ迄の数多くのライブのなかで積み上げて来たバンドとしてのリアリティのある表現を余す所無く「作品」という形にすることが出来たという自信を感じられたことに因るもの。

2004年9月29日2nd Album『タカラカニ』発売。アメリカン・ロックからのストレートな影響下にあるバンド・サウンドにかなり存在感のあるツイン・ボーカルが乗っている。歌声のアクの強さに好みが分かれる可能性もありそうだが、強いマインドが前面に押しだされた音楽の迷いのない佇まいは大きな魅力。一生懸命生きている自分への応援歌が今、全ての人へささげる応援歌としてCD化された。

2008年、2ndミニアルバム『book2』発売。