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Teemu Brunila テーム・ブルニラ vocals/guitar
Samuli Haataja サムリ・ハータヤ bass/vocals
Erkki Kaila
エルッキ・カイラ drums
Samuli Jokinen (JJ) サムリ・ヨキネン keyboards

The Crashの過去を辿れば、ボーカルのTeemuとベースのSamuli H.が1991年の教会キャンプで知り合い、バンドを結成したところから始まる。Samuli H.の友人であったドラムのErkkiとTeemuの友人Daniが加わり、4人で活動開始。その後、キーボード奏者の度重なるメンバー・チェンジや、一時期の活動休止なども乗り越え、Teemu, Samuli H., Erkkiの3人は固い絆の元に活動を続けてきた。

1999年Warner Music Finlandと契約し、アルバム「Comfort Deluxe」でデビュー。収録曲の ”Sugared”, “Coming Home, “World Of My Own”, “Fidelity”といった美しく力強い音楽で人々の心を温め、一気にファンを増やす。3人編成でキーボートをサポートに入れ、フィンランド以外でもスウェーデン、ドイツ、オーストリアでライブを決行、そしてマンチェスター(UK)でのフェスティバルIn The Cityでの圧巻のライブはイギリスの当時NMEと並んで人気だった音楽誌Melody MakerやMTVなどで取り上げられた。

2002年、2枚目のアルバム「Wildlife」を発売。1枚目のサウンドを基調に、人間のより深い愛やメランコリックな感情などが込められ、さらにファン層が広がる。日本盤「ポニー・ライド」にもリマスタリングされた「Lauren」のオリジナル曲「Lauren Caught My Eye」はシングル・カットされ、ヨーロッパ地方でもヒットし、MTV Nordicで3ヶ月のPVパワー・プレイ。MTVの3ヶ月に渡るパワー・プレイを獲得したフィンランド・アーティストはThe Crashが初めてで、これを機にヨーロッパはドイツ語圏以外でもイタリア、スペイン、ポルトガル、オランダ、ポーランドと各地で発売された。

2003年、3枚目のアルバム「Melodrama」発売。このアルバムでは60年代ソウル、70年代ディスコ・サウンド、80年代クラシック・ロックを全て合わせたようなユニークな音作りに挑戦。「Duran Duran meets Jackson 5

in wonderland.」とメディアで表現された。
世界の音楽シーンでは、2005年にイギリスからザ・ダークネスの登場でCock Rockの再生と騒がれ、アメリカからはシザー・シスターズがディスコ・クィーンの再現者として現れ、ちょっとした80年代風な懐かしい雰囲気を持つ音楽がラジオで流れる日々が続いたが、The Crashもそんな少し懐かしさも漂わせることでは、ちょうどこの2バンドの中間を位置取り、Cock RockならぬCock Popというジャンルがあるのであれば、その代表格を狙う最有力候補。シザー・シスターズのような外見の弾けっぷりではなく、より上品なポップを追求する。ザ・ダークネスやシザー・シスターズのように、ライブで観客全員を確実に楽しませるという点は共通点も持つ。

3枚目のアルバム・リリース後、ワーナーから離れ、セルフ・プロデュースによるアルバム制作を開始。また、キーボード奏者が何度も脱退と加入を繰り返してきたが、Samuli Jokinenが正式に加わり、インディーズで再出発。2006年9月27日、4枚目のアルバム「ポニー・ライド」を発売、フィンランドのアルバム・チャート初登場2位、ゴールド・ディスクを獲得。

よりポップ感あふれるサウンドに仕上がった『ポニー・ライド』。Vo. Teemuのハイ・トーン・ヴォイスが、まるで女性ヴォーカル?と間違えられてもおかしくないくらい甘くソフトに響き渡り、キャッチーな楽曲としっとり聴けるバラード曲がバランスよく調和したアルバム。