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本名はジェイ・ジェンキンズ。メジャー・ソロ・デビュー・アルバム『Let's Get It: Thug Motivation 101』と、セネガル出身のエイコンをフィーチャしたシングル「ソウル・サヴァイヴァー」をヒットさせる一方、マライア・キャリー「シェイク・イット・オフ(REMIX)」にジェイ・Zと共にフィーチャされ、今や世界的知名度を誇る。

しかし、その生い立ちは複雑で、ノースカロライナ州で生まれ、その数年後、現在まで彼の拠点となるアトランタに「渡される」のだが、これは実母が彼の育児に飽き、生まれて間も無く父親に委ねられ、面倒が看きれなくなると即、叔母の元に送られ、次は祖母の手へ・・・

と移転の日々を送る。ジージー自身、幼少時代を"Empty"(空っぽ)だと形容、自分でも暗闇に包まれた10年だと言う。だが、音楽が彼に人生の道を切り開かせることになった。

年上の従兄弟達にインスパイアされ、物心ついた10代にハスリングを始め、20代前半で自分はビジネスマンだと考えるようになった彼は、やがてCorporate Thugs Entertainmentを創立し、Cash Moneyレコーズ・アーティストのプロモーションを手助けするようになる。

2003年、CTE(Corporate Thugs Entertainment)レーベルのボス兼アーティストとしてミックス・テープをリリースし、インディ盤『Come Shop Wit' Me』を発表。それを聴いたハーレム出身のP.ディディーは急いでアトランタに飛び、ジージーと仲間で構成されたクルー=Boyz In Da Hoodをバッド・ボーイからセルフ・タイトル作『Boyz In Da Hood』でデビューさせた。このアルバむては『Let's Get It』のホンの数週間前に発売され米ビルボード・チャートに余裕のトップ10入り、これでアメリカ中に"ザアァァッツ・ラァァイ!"の合言葉を広めることになった。

コカインを意味するスラング=Snowとジュエリー=Iceを掛けた愛称"Da Snowman"として親しまれるジーズィは、ついに念願のIsland Def Jam Music Group会長LA・リードと面会、Def Jamアーティストとして契約を果たし、2005年ソロ名義でのデビューを果たした。