ニュース・最新情報
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ケイト・ブッシュ、スタジオ・アルバム10作品がリマスター盤で登場
ケイト・ブッシュのスタジオ・アルバムが、初のリマスター盤として11月に発売されることが決定した。
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ケイト・ブッシュ、舞踏家リンゼイ・ケンプを追悼
英国人の著名な舞踏家で、デヴィッド・ボウイやケイト・ブッシュの師でもあったリンゼイ・ケンプが、8月25日急逝した。
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ケイト・ブッシュ「私の人生は映画にするほど面白くはない」
ケイト・ブッシュに対しアーティストとしても個人としても興味を持つ人は多いだろうが、ケイト自身は自分の人生はそれほど興味深いものではないと考えており、彼女のバイオグラフィ映画が制作されることはないそうだ。
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ケイト・ブッシュ「デヴィッド・ボウイは私の最大のヒーローだった」
ケイト・ブッシュが、米『Fader』誌のインタビューで、デヴィッド・ボウイについて語った。
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ケイト・ブッシュ、スペシャル・ビデオを公開
ケイト・ブッシュが、2014年にロンドンで開いた35年ぶりの公演を収めたライブ・アルバム『Before The Dawn』のリリースにあわせ、その収録曲の1つ「And Dream Of Sheep」のスペシャル映像を公開した。
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ケイト・ブッシュ「ライブ・パフォーマンス、毎晩怖かった」
ケイト・ブッシュが、2014年にロンドンで開いた長期公演について初めて語った。
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ケイト・ブッシュ、35年ぶりの公演をライブ・アルバムでリリース
ケイト・ブッシュが2014年にロンドンで開いた公演がライブ・アルバムとしてリリースされることになった。
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ケイト・ブッシュ、プリンスを追悼
外に向け発信することの少ないケイト・ブッシュが、2016年に入って初めてオフィシャル・サイト(ニュース欄)を更新し、プリンスへ追悼の言葉を寄せた。
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35年ぶりの公演を終えたケイト・ブッシュ、ファンに感謝
35年ぶりにツアーを行ったケイト・ブッシュが、公演を終え、ファンへ感謝する声明を発表した。
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ケイト・ブッシュ、アルバムの売り上げが2813%も急増
35年ぶりとなるツアーをスタートしたケイト・ブッシュのアルバムの売り上げが、全体で2813%も伸びたという。
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ケイト・ブッシュ、UKチャートの歴史を塗り替える
ケイト・ブッシュがUKアルバムチャートで同時に8枚のアルバムをランクインさせた初の女性アーティストとなった。
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ケイト・ブッシュ「コンサートで写真を撮らないで」
間もなくロンドンのハマースミス・アポロで長期公演を行うケイト・ブッシュが、パフォーマンスを撮影しないようリクエストした。
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エルトン・ジョン「ケイト・ブッシュのおかげで生まれ変わった」
エルトン・ジョンは、ピーター・ガブリエルとケイト・ブッシュのデュエット曲「Don't Give Up」(1986年)により人生が救われたという。
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ケイト・ブッシュ、22公演のチケットが15分で売り切れ
この夏、35年ぶりにツアーを行うケイト・ブッシュの22公演分のチケットが、発売後15分もせず完売した。
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ケイト・ブッシュ、35年ぶりのツアーを発表
ケイト・ブッシュがこの夏、ロンドンのハマースミス・アポロで連続公演<Before The Dawn at London's Eventim Apollo, Hammersmith>を開くと発表した。
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ケイト・ブッシュ、ポール・マッカートニーの娘ステラに英女王より勲章
ケイト・ブッシュに英女王よりCBE(Commander of the Most Excellent Order of the British Empire, 第3位)の勲章が与えられることが明らかになった。
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アイヴァー・ノヴェロ賞、ノミネート発表
優れたソング・ライティング、作曲に贈られる英国のミュージック・アワーズ<Ivor Novello Awards>のノミネート作品が発表された。
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2011年、UKで最も売れたビニール盤トップ10発表。ギャラガー兄弟、強し
UKチャートを集計するOfficial Charts Companyが、2011年英国で最も売れたビニール盤(シングル/アルバム)トップ20を発表した。
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ブリット・アワーズ、ノミネート発表
ブリット・アワーズのノミネート・アーティスト/作品が発表された。
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ケイト・ブッシュ、常軌を逸する?『雪のための50の言葉』
ケイト・ブッシュの6年ぶりとなるオリジナル・アルバム『雪のための50の言葉』が11月23日に発売となる。
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ケイト・ブッシュ、新作でエルトン・ジョンとコラボ
この秋リリースされるケイト・ブッシュのニュー・アルバム『50 Words For Snow』にエルトン・ジョンが参加しているようだ。
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ピーター・ガブリエル「Don't Give Up」はドリー・パートンを希望していた
1986年、ピーター・ガブリエルとケイト・ブッシュのデュエットで大ヒットした「Don't Give Up」。
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ケイト・ブッシュ、更なる新作11月にリリース
ケイト・ブッシュが新作リリースのアナウンスを行なった。
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ケイト・ブッシュ、6年ぶりの新作は『ディレクターズ・カット』
6年ぶりとなるケイト・ブッシュの新作『ディレクターズ・カット』日本盤が発売となった。
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英アルバム・チャート、アデルが16週目のトップに
今週の英シングル・チャートは、NE-YO、Afrojack、NayerをフィーチャーしたPitbullの「Give Me Everything」が先週の4位からランク・アップし1位を獲得した。
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LIV MOON、新作はディープ・パープルからマドンナまでジャンルレス
6月23日に発売されるLIV MOONの新作『COVERS ~Scream As A Woman~』の詳細が5月16日、Akane Livのブログで明らかになった。
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LIV MOON、カバーありゲストありの初ワンマンライブ
LIV MOONの初ワンマンライブが、3月3日Shibuya O-EASTで行なわれた。
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UKの偉大なソングライター・トップ10
UKの偉大なソングライターを選ぶ新しい一般投票で、ビートルズのジョン・レノンやポール・マッカートニーを抑え、テイク・ザットのゲイリー・バーロウが1位に選ばれた。
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EMI紙ジャケ祭は、ロック好き昇天のトピック満載
初の紙ジャケ化作品から、ファンからのリクエストによる再プレスまで、EMIが誇る数々の洋楽ロックの名盤を続々と紙ジャケット仕様でリリースするEMI紙ジャケット・キャンペーン“紙ジャケ祭”がスタートとなった。
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増田勇一のライヴ日記【8】2007年7月4日(水)ウィズイン・テンプテーション@SHIBUYA-AX
すでに欧州ではスーパースター級の地位を確立しているオランダ出身のウィズイン・テンプテーションが、昨年10月の『LOUD PARK』出演に続いて初の単独来日公演を実現させた。
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プロフィール・バイオグラフィ・リンク
シンガーとして、ソングライターとして、またキーボーディスとしても優れ、ダンス、マイム、ビデオのディレクターも務める。さらに重要なことはコンセプチュアリストであること。アメリカは彼女の存在に気付くのが遅かったが、他国では過去20年間、ナンバー1ヒットの常連なのだ。だがアメリカでもアルバムの売上がコンスタントに伸び続け、チャート上位によく顔を出すようになってきている。
''78年のデビューシングル“Wuthering Heights”は、英国ではセンセーションとなった。たちまちナンバー1まで昇りつめてその年のベストセラーシングルとなり、エミリー・ブロンテの同名小説『嵐が丘』の売上まで伸びたほど。Bushが人々の関心を引くのは、これまで聴いたことがないような高く澄んだ独特のヴォーカルだけではない。彼女の経歴も好奇心を集めている。デビューの2年前、Pink FloydのギタリストDavid Gilmourが彼女を見出し、3トラックのデモテープをレコーディングする費用を出してあげたのである。
Bushはわずか16歳でEMIと契約し、デビューアルバムの準備に2年かけてよいと言われていた。その2年間、KT Bushという3人編成のバンドを組んで地元でプレイしたり、ダンスやマイムを勉強していた。その成果は後のコンサートを見ればよく分かる。
アメリカでの評価が遅かったのは、アメリカでリリースされなかったからにすぎない。''78年のデビューアルバム『The Kick Inside』は、英国でトップ10ヒットとなったものの、アメリカではチャート入りしなかった。そのため続く2枚のアルバム『Lionheart』(''78年)と『Never For Ever』(''80年)は、アメリカでは''84年までリリースされなかったのである。アメリカでは『Kick Inside』の次の作品は''82年の『The Dreaming』なのだ。
Bush自身がプロデュースしたこのアルバムは、極めて洗練された内容で、比較的単純なデビューアルバムとは大違いだった。結局3ヵ月近くチャート入りし、157位まで行く。これでEMIは、なんとかアメリカで売れると思ったらしく、数カ月のうちに『Kate Bush』という、''78年から''82年の作品5曲を集めたミニLPをリリースした。
Bushのベストアルバムは、世界的にもアメリカ国内でも、''85年の『Hounds Of Love』である。ビデオも制作されており、強力なイメージを与える野心的な作品だ。彼女のアメリカでの初トップ40ヒットは“Running Up The Hill”。このヒットのおかげで『Kate Bush』の売上は急増し、トップ30まで上がった。翌年、コンピレーションアルバム『The Dreaming』をリリース。ファンはこのアルバムで過去の素晴らしい作品も聴くことができたのである。
Bushの音楽はアルバムを出す度にさらに洗練されてきている。それは彼女が冒険好きであることと、早くからFairlightのシンセサイザーを使っていたことによる。これはサンプリングマシンのごく初期のモデルだ。
''89年、Bushは英国ケントに最新機器を備えたスタジオを作った。そこで同年リリースの 『The Sensual World』をレコーディング。GilmourやブルガリアのTrio Bulgarka、バグパイプのDavey Spillaneをゲストに迎えたこのアルバムは、複雑だが、ある種官能的な仕上りとなっている。タイトルトラックはBushの次の歌詞で始まる。「あああ、そうよ/それから彼の口から甘いケーキのようなキスを奪うと/深く下っていく」
これがなんとジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』にインスパイアされたものだという。
''93年、Bushの冒険心は以前にも増して高まったと見え、『The Red Shoes』をリリース。ほぼ4年ぶりのアルバムだった。また翌年Sony Music Videosから出した1時間の映画『The Line, The Cross, The Curve』の脚本、監督、主演もこなしている。この映画にはMiranda Richardsonと、著名な英国人マイムのLindsay Kempも共演しており、『The Red Shoes 』から“Moments Of Pleasure”“Eat The Music”など数曲が挿入されている。
“Eat The Music”は、リリース1週間以内にオルタナティヴのラジオ局でかかるナンバー1となった。、ジャンルにとらわれず、常に新しいサウンドを追求しているアーティストだ。
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